典型的ベタな悲恋物語が何でこうも沁み渡るのか。
木下恵介の凄まじい映画力。
映画ファンを自認しながら今まで観てなかったことを恥じたくらい、映画中の映画。生きてるうちに観れて良かった。
浦辺粂子の役柄…
そういえば、私も従兄弟のお兄ちゃんを好いていた時期があったのを思い出しながら見ていた。従兄弟って結婚できるんだ!と知って喜んでたなあ、子どもながらに。
民子は17ですからまだまだ子どもなのに、結婚…
初木下作品。
良くも悪くも、有名なあらすじ通りのシンプルなストーリー。
主役2人の初々しい棒読み演技を杉村春子、田村高廣、浦辺粂子らベテランが支える。
回想シーンの楕円形は木下監督が初めて用いたそ…
皆さま、本年もよろしくお願いいたします。今年も変わらず映画&フィルマライフを楽しんでいこうと思います。
(今日アップする4本は、2023年末に観た作品です)
「二十四の瞳」、「永遠の人」の木下恵介…
世間体に縛られ、翻弄されるイトコ同士の少年と少女がなんとも切ない。
老人の回想という構成で、アイリスを使っているあたり、おそらく当時としてなかなか実験的な試みだったのだろう。
全体的に少しカッテ…
ある事象の名前がつけられる以前の状態、たとえば近親相姦とか不倫とか同性愛とか、が混沌としていて、弱いもの同士の連帯なのか傷つけ合いなのかわからないような得体の知れないものというより、案外シンプルなも…
>>続きを読む15歳の政夫と17歳の民子。幼い頃から共に育ったいとこ同士のふたりは、仲良くしていると周囲(大人)にヤイヤイ言われる。アイツらできてんじゃねーの!女の方が2歳上なのに!ってことらしい。いとこ同士とい…
>>続きを読む松竹株式会社