海、空、母
青、蒼、幻…
青かった。とにかく青が印象に残る。
亡くなった母との想い出をたどり、追憶の彼方へと旅をする主人公の話。
悲しい物語なのに綺麗。
回想シーンは、“幼い頃の自分と現在…
冒頭の奄美群島の美しい珊瑚礁と白い砂浜の映像が鮮烈だ。
運命の悪戯によって引き裂かれながらも、沖永良部島の浜についた病身の母親サワとその幼い息子稔。
この映画は幼い稔少年の目線と、成人して故郷に戻っ…
【1973年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
『秋津温泉』『儀式』などの撮影監督をつとめた成島東一郎の監督デビュー作。一色次郎の同名小説の映画化作品で、『儀式』に出演していた賀来敦子、戸浦六宏…
シネマヴェーラ武満徹特集
何気なく豪華な俳優陣に驚きつつ、この映画のクライマックスは海中撮影か?と思われるくらいの冒頭の美しさ。
武満徹の音楽に焦点が当てられた特集なので、自然にそこへ耳がいくのだ…
ここまで情感たっぷりの映画は久しぶり、あながちアンゲロプロスも嘘ではない。水中撮影してるのに画面にターコイズブルーのタイポクレジット、青×青のオープニングからすでに気合の入り方が違う。全編に渡って成…
>>続きを読む火まつりに打ちのめされた後に見たということもありお涙頂戴さにだいぶ白けてしまったな…田村さんの顔もクドくてもういいやってなる。
藤原さんの恋心に初めはジンときたけど、惚れてるなら無理に踊らせないで身…
最近、たまたま『ベルファスト』を観たこともあって、同じ子供がけなげでかわいい系映画として比較しやすかったんだけど、本作の何よりの魅力は画力だった。
沖永良部島が舞台。
カラフルな花、奇岩、魅力的な…
松竹のカメラマンだった成島東一郎。堂々と監督/撮影監督とクレジットするだけあって、島のロケーション撮影をはじめとして画は気合い入ってるが、マザコン話はちょっと。草むらから突然現れる藤原釜足がとてもイ…
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