青幻記 遠い日の母は美しくの作品情報・感想・評価

「青幻記 遠い日の母は美しく」に投稿された感想・評価

H

Hの感想・評価

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・お母さんと呼んで! お母さん!
・燃える母の頭蓋骨
・おじいさんの話
Sou

Souの感想・評価

3.8
73年キネ旬ベストテンで1位「津軽じょんがら節」2位「仁義なき戦い」で3位に今作があり、期待して観てみました。
よかったです。音楽も悲しくとても映画に合っていて、島の映像が美しく、とても見応えがありました。
てつじ

てつじの感想・評価

4.0
過去と現在を繋ぐ紺碧の空と珊瑚に囲まれた紺青の海。時間を幻想的に交差させながらその空白の距離を縮めてゆく。主演の賀来敦子が、遠い記憶の中の美しかった母親を渾身の演技で鮮かに蘇らせていて、この作品と『儀式』の二作で彼女は永遠になった。
otomisan

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4.1
 鹿児島から永良部へ。七つ八つの子には珊瑚の浜はこの世の景色とは感じられなかったか。母も帰りたく無かった島は、それから半年後、子の目の前から母を浪でさらってしまう。そんな島に生き死にも知られずに数十年経てひとり戻る大山の事情を物語は明らかにしない。ただ、税所の述べる、大山の幸せでない今日にその背を押されての帰島ではあろう。
 物語は親子の半年間の暮らしと40年後の大山の弔い旅行を通して、大山の母サワをよみがえらせる。幼少の大山の記憶と主観に加えて40年のち、西屋敷のカクテイ翁の物語る母サワの人となりが、半年限りの覚えのみの大山、心中の母像にあらためて血脈を打たそうとは想像に難くない。これを力に不幸せを克服する道が開けるのか。話の終わり、渡船上の大山の硬い顔貌に、島への未練の乏しさに、この物語の不安げで張り詰めたような妙な厄介さが尾を引く。大山どう身を処する?
 些細な事だが、大山翁やカクテイ翁が羽織る紋服の島津家の轡十字紋は縁戚さえ用いない。こうした破格の人々の垣間見えるあたりもまた、ただでさえ陰のある親子の行方に殊更な影を差すようでもある。また、サワは話中、大山離縁ののち平田と再婚とされてるが、葬儀の際の登り旗には大山サワと記されている。こんな、間違えとも更に一枚裏があるかと思わせぶるともつかぬ辺りも、隠し事が多そうな物語に、火のない所の煙の幻のように気を引かせる。
越乃屋

越乃屋の感想・評価

5.0
絵がきれいで、なんとも切ない映画。ぎこちない母の演技も許せます。音楽も一級。大好きな映画。皆様にお勧めします。