花から華へ。まさに激動な明治大正昭和の時代のそれぞれの時代の女三代。ハイカラさんな岩下志麻はもちろん新時代な女性を体現していてわかりやすいけど、まだまだ家に縛られていた女の司葉子の凄みのあるまた別の…
>>続きを読む祖母と母と娘の関係性で繋がる川の流れの如くな明治、大正、昭和の50年を描く。戦禍に遭ってもなお女が守り続けた家が没落して行く様で諸行無常感が凄い。丹波哲郎の言うところの支流本流の話で、結局は大きい流…
>>続きを読む『香華』や『華岡青州の妻』など同時期に製作された有吉佐和子原作ものに比べるとドラマのコクは薄めで松竹らしいホームドラマになっているところはあるけれど、それでも名家の暮らしや行事などをこれでもかという…
>>続きを読む同じ有吉原作、大河女性ドラマ、「香華」よりこちらが
上ですね。終盤月並みでない展開。まるで自分の人生に復讐するような。
中村登は心証風景がお好きですね。それも成功している。
今の観客には司葉子が岩下…
司葉子の魅力が中村登により、見事に引き出され、代表作とした。本作は、和歌山を舞台に、素封家に嫁いだ女性が、明治、大正、昭和と、川の流れのように生きる姿を描いている。後半は、娘の文緒(岩下志麻)の家に…
>>続きを読む紀の川の上流の名家から下流の名家に嫁いだ女性の、明治後期から太平洋戦争後までの50年にわたる姿を、娘そして孫娘といった女性を軸とした家族との関係を中心に描く映画。人生を紀の川に擬え、また家があっての…
>>続きを読む日本映画の老けメイクは失笑してしまう代物が多いが、この映画の司葉子に限ってはしっくり来た。
司葉子が実際に老いた近影も知っているはずなのに、このメイクで老醜晒す姿も恍惚の姿も真に迫っていた。どうして…
明治・大正・昭和。ある一家の約50年。
観たいと思っていた作品!途中5分間の休憩有りの大作。
嫁入りから晩年までを演じる司葉子さんが素晴らしかった。好意を持たれていた義弟(丹波哲郎)に一瞬ク…
感動大作ではないが充実の名作品
3時間弱の長尺物、しかもスペクタクルもアクションもサスペンスもない地方の一名家の数十年にわたる隆盛衰亡記に過ぎないのに、鑑賞中の充実感は比類なきものがあった。
その…
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