明りを灯す人の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

中央アジアの真珠と呼ばれる聖なるイシク・クル湖 そのほとりの小さな村

キルギス族伝統の羊毛で作られた帽子を被り生活する人々
荒れた土地には何もなく若者はロシアやカザフスタンに出稼ぎに行ってしまう
…

キルギスの寒村を舞台に2005年アカエフ退陣直前の時代背景で、次期バキエフ政権崩壊の年に制作された映画のようだ。子や孫を守ることは、キルギス国民にとって悲願なのであろう。この映画は、子供たちへの慈愛…

キルギスを舞台にした、ほっこりヒューマンドラマだと思って見たらちがいました…。
主人公は「明かり屋さん」と呼ばれ、村で電気工事を請け負っている。
「誰でも信用してしまうんだから」と妻にも言われるぐら…

無形文化的価値が強い側面あるが、この手のものとしてはシュールや残酷を通り越して、支配問題提起の色が濃い、キルギス作。

演出も過激な場面が多かったが、実際は更に醜悪だったり陰惨だったり容易に想像出来…

正直者にはなんて行きづらい世界なのだろうね、此処は。
彼の純真な願いは、風を見方につけていつかきっと誰かが叶えてくれるはず。いや、実現させなきゃいけないんだ。
池澤夏樹の小説を思い出してた。
『明り…

　キルギスの小さな村の電気工はこっそり貧しい人がただで電気を使えるようにしてくれるいい人。しかしそんな村にも都市からの開発が迫る。

　キルギスの景色の美しさに目を奪われる。歌や料理にも惹きつけられ…