イエローキッドに投稿された感想・評価 - 5ページ目

『イエローキッド』に投稿された感想・評価

4.0

遠藤要が次の光を浴びながらリングの上でシャドーボクシングをする、その運動の美しさ。コミックと現実が入り混じった描写と遠藤要がマンションの中へ消えた直後に赤い車がフレームインする瞬間に活劇の予感を覚え…

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このレビューはネタバレを含みます

『ジョーカー』を観た時に、真っ先に思い出した作品がこれ。遠藤要演じる田村の寄る辺なさに心を寄せていると、作品中盤からのギアチェンジにまざまざとしてやられるので要注意。その変貌ぶりは、ホアキンがスクリ…

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3.9
遠藤要の目が変わった瞬間、ディストラクションベイビーズと地続きになった

あれはあまりハマらなかったけどもう一回見てみる

☆☆☆★★★

※ 鑑賞直後のメモから

これは色々な意味でヤバい映画だ!
チラシに黒沢清が、「ポン・ジュノの映画を初めて観た時のように、動揺した」…と有るが、あながち的外れとも思えない。
確かに主…

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暴力の正体を捕まえようとと広く、長く撮り、それが起こるのをいつも狙っている。
このレビューはネタバレを含みます

ボクサーを夢見る冴えない男・田村がボクシング漫画を描くための取材に訪れた漫画家・服部と出会う。服部は幼馴染の元プロボクサー・三国を主人公に新作の構想を練っている。しかし、元彼女と三国が結婚することを…

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終盤の盛り上がるところでわざと混乱させるようなことをやってるから、そこらへんがモヤッとしてしまう。
mira
4.0

冒頭シャドーボクシングをして腕に電灯の紐が引っかかり床に落ちて割れる。掃除をする、手を洗う、水が出ない、ドアから手を伸ばし郵便受けを漁るも手が届かない、ドアから外に出て郵便受けを再度漁る、といった一…

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mi
3.7

ネジのぶっ飛んだ遠藤要の拳の本物感。
ここに真利子哲也の原点がある気がしてならない。
商店街を歩く姿、人を襲う姿が思いのほかディストラクションベイビーってた。
結局金を起点に人が憎しみを抱き、憎悪へ…

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憎悪は暴力を生み、歯止めの効かなくなった暴力は意図せずして伝播していく。剥き出しの電線を握ることで虚構と現実の温度差があらわになるシーンがいい。
絶妙な役どころでの濱口竜介登場に笑う

青山シアター

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