【 ここから始まった真利子哲也 】
真利子哲也監督の東京藝術大学大学院卒業制作にして、長編映画デビュー作品。
それにしても役者が揃ってる。
遠藤要(見習いボクサー)、岩瀬亮(漫画家)、町田マリー…
ゼロ年代末期に松江哲明の『ライブテープ』と同時期に公開された真理子哲也の本格デビュー作。のちの『ディストラクション・ベイビーズ』や『宮本から君へ』に繋がる抑圧された者の暴力衝動がパンキッシュに綴られ…
>>続きを読む↓のレビューは。今はもうなくなっってしまった映画レビューサイトに、鑑賞直後に投稿したレビューを。こちらのサイトに移行する際に、以前のアカウントにて投稿したレビューになります。
☆☆☆★★★
鑑賞…
真利子監督の卒業制作作品ということだが、にわかには信じ難い出来であり、これ作り上げるのとんでもないなと。
やっぱりグーパンや蹴りを主体としたドライな暴力描写はこの頃から健在で、色々と出来上がってる感…
暴力というのは、不意に、あるいは突発的に起こることである。というのがこの監督の一貫した描き方だと思うけど、すでにこの卒業制作でその原形が出来上がっている気がする。しかし、卒業制作で、でんでん始め、こ…
>>続きを読む真利子哲也が初めて脚本書いて作った映画という事で真っ当に荒々しい。
底辺生活者のボクシング映画としてストレートには作らず、性格破綻者の漫画家との交流を挿し込みながら、最後には現実と非現実が入り交じ…