↓のレビューは。今はもうなくなっってしまった映画レビューサイトに、鑑賞直後に投稿したレビューを。こちらのサイトに移行する際に、以前のアカウントにて投稿したレビューになります。
☆☆☆★★★
鑑賞…
このレビューはネタバレを含みます
真利子監督の卒業制作作品ということだが、にわかには信じ難い出来であり、これ作り上げるのとんでもないなと。
やっぱりグーパンや蹴りを主体としたドライな暴力描写はこの頃から健在で、色々と出来上がってる感…
暴力というのは、不意に、あるいは突発的に起こることである。というのがこの監督の一貫した描き方だと思うけど、すでにこの卒業制作でその原形が出来上がっている気がする。しかし、卒業制作で、でんでん始め、こ…
>>続きを読む真利子哲也が初めて脚本書いて作った映画という事で真っ当に荒々しい。
底辺生活者のボクシング映画としてストレートには作らず、性格破綻者の漫画家との交流を挿し込みながら、最後には現実と非現実が入り交じ…
ザワザワと内から出てくるモヤモヤとオラオラ。こうなるのが悲しいなぁ。なんで俺と別れたんだよーって絡むあの人とよく付き合っていられたなぁ…いいとこもあったのかな…飲み屋での悪態からのアレはキツかった。…
>>続きを読むこの凄み、卒制のレベルじゃない。
抑圧された状況下で鬱憤が暴力として立ち現れるというのはありきたりだけど、セリフで状況を語ることを避け、ほとばしる感情を描いてみようという心意気に飲み込まれて見入っ…