初期作なだけあってまだ「アンダーグラウンド」ほどぶっ飛んだコメディ描写はないものの、ユーモラスな一家と子どもの目線から語られる作風で、激動の世相を反映させたクストリッツァらしさはすでに感じられる。出…
>>続きを読む軽いか重いか言葉は巡る、チトー政権の恐ろしさ。
楽しい映画と思いきやクストリッツァの中では最も暗く社会派な作品で若干疲れた。
ドリーベルでの自転車が次作ではサッカーボールか。
一大イベント割礼、スカ…
日常系コメディ、と言うには笑えないし暗い。
ただ“日常”の要素のクオリティは高い気がするので、戦後すぐのユーゴスラヴィアってこんな感じなんだ、これを85年に撮って発表できるんだ、という観点では面白か…
ほのぼのとした描写の中に、
社会主義の言論統制批判を交えた社会派作品です。
浮気相手にうっかり体制に対する軽口をたたいたため、それが秘密警察に漏れ鉱山送りになった父親。
家族はいなくなった父親は…
「パパは、出張中!」
「アンダーグラウンド」「黒猫・白猫」のエミール・クストリッツァ監督の初期作であり、第38回カンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞している。
クストリッツァ監督作品は上記2作…
クストリッツァ監督の長編2作目にしてパルムドール受賞作。
時代は1950年頃、ユーゴスラヴィアがナチスドイツの占領から解放され、チトー政権が支配を拡大し、国内が揺れ動いている時代。時代背景を多少知…
やっと観れた。弱冠30歳のクストリッツァ、1度目のパルム・ドール受賞作。オリジナルのフィルムは紛争で消失したみたいで、かなり傷の激しいものをDVDで観た。
不安定な政治情勢の中、大人も子供もものは…
体制批判を愛人に密告され逮捕された浮気性のパパを、出張だとママは幼い息子らに偽ってその帰りを待つ。パパが恋しくて夢遊病になる次男。その後パパの元で一家揃って暮らし始める。次男が初恋の少女の病死を経験…
>>続きを読むひとつの時代や当時の世相を反映しているという点では貴重な作品だと思うが、好みだけで言えば、かなり微妙。
母が幼い子供を連れて、不倫相手を殴り込みに行くところとか、明らかに自分に落ち度があるのに逆上し…
画質が悪すぎて本当に戦後すぐのサラエヴォで撮られた映画にしか見えん、クストリッツァの出世作。
愛人にちょこっと漏らした国家批判的な一言が原因で強制労働を課せられたお父さんと、彼が出張中だと思い込ま…