共産主義に傾倒する横暴な父親や近寄ってくる不良たちと若干の距離を置きながら主人公が思春期特有の危うさを持ったままふらふらする。冴えない彼がちょっとずつ成長する様、ぼけーっとしていた表情に艶っぽさとか…
>>続きを読む<音楽と恋と家族、性と死に向き合う青春>
旧ユーゴスラビアのサラエボ。少年ディーノは両親と兄と弟妹の6人家族で、共産主義を信奉し政治談議を繰り返す父にウンザリしている彼は、夜は離れの小屋で一人過ご…
パパがすごく良いキャラクターだった。共産主義者でありながら、理想を失わず、貧しくても信念で家族を支えてるんだけど、どこか不器用で、古くさくて、でも優しい。
後の作品はもっとグチャグチャで騒がしい世…
「日々あらゆる面で少しずつ向上を」
エミール・クストリッツァは臆することなく、いつだって「出発」を描く。それは再起、決意とも換言できる。だから好きで堪らない。
とにかく、彼自身のただならぬ祈り、…
1981年、ユーゴスラビア、恋愛+青春+家族ドラマ。
エミール・クストリッツア監督の初長編作。
1960年代、サラエボのある地区に暮らすディーノ。共産主義を信奉する父親は夜な夜な酔っては政治談議…
私は音楽や映画が好きで、興味を持った人物等のルーツも気になるタチだ
何を作るにしろ、ゼロから生み出せる者はこの世には居なくて、
何かしらの影響を必ず受けているからだ
やっぱり初長編作てのは、
…
エミール・クストリッツァ監督作。
旧ユーゴスラビア出身の鬼才:エミール・クストリッツァの長編初監督作品で、家族と暮らす少年の悲喜こもごもの日常を描いた青春ドラマです。
サラエボの貧困地区で両親や…
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