スライディング・ドアの作品情報・感想・評価

「スライディング・ドア」に投稿された感想・評価

ミサホ

ミサホの感想・評価

3.8
久しぶりに恋愛映画を観ました。
この作品、もう何回目だろう…というくらい観ている。恋愛モノは普段あまり観ないし、おうちにもこれくらいしかないなぁ。

さて、この作品。
とにかくグウィネスが可愛い。彼女、大柄なんだけど、顔立ちが繊細で清潔感があってとてもきれい。

そして、設定もとても面白い。
地下鉄に乗れなかったヘレン(グウィネス)と乗れなかったヘレンの運命を描く。

ヘレンは失意の中、ジェームズという男性と出会う。ジョークばかり言っているけど、同時に知性も感じさせる人。

ジェームズのジョークが面白いかどうかはさておき、笑いのセンスが合うのは恋愛においてもとても大事な要素だと思う。

ヘレンの親友の女の子も可愛かったし、友情に厚い!いざというときにその存在はありがたい。

ラストもよく練られていると思う。遠回りしたけど、運命の人はやはり彼でしたね。

グウィネス目当てで、また観たくなると思う。
人と人との触れあいの愛おしさに胸が突かれるときには、そうだったかもしれない今とそうではなかったかもしれない未来との可能性を心のどこかに秘めている。20代の頃に感じていたあのひととのまなざしの交差が、どうしてあれほどまでに心を揺らしたのか。この『スライディング・ドア』にはそうした機微がパラレル世界のなかに宿されているように思います。

アメリカのSFスリラー『ランダム 存在の確率』(2013年)でも、パラレルワールドに迷い込んだ登場人物がこの映画について言及しているシーンがあり、たいへんマイナーな作品がややマイナーな作品に触れているのが可笑しく嬉しくもありました。

パラレルワールドを科学的に支えているのは量子論における「シュレーディンガーの猫」になります。本来この猫の例えは量子論の矛盾を指摘するために用いられたもののようですが、量子論的な世界が成立してしまった今となっては、むしろその不思議さを説明するものとなっているようです。

量子論が用いる確率論の世界では、ある状況とそうではない状況が50%の確率で同時に存在することになる。あなたの目を見つめたかもしれない50%と、あなたの目に見つめ返されたなかったかもしれない50%が同時に存在する。

グウィネス・パルトロウの演じるヘレンは、僕がかつて日常的に触れあっていた「彼女たち」の何かを象徴的に表しています。このパラレル性はもちろんリアリズムではありませんし、SF装置としてもなんということはないものですが、なぜこんなにも心を揺らされたのだろうと振り返ってみたとき、本作の脚本・監督を務めたピーター・ハウイットもまたイギリス(イングランド)の人だったことに思い当たりました。

ジェーン・オースティンからヴァージニア・ウルフまでという、18世紀から20世紀にかけて恋の鞘当て(さやあて)に揺れ動く若きイギリス人女性を描いた伝統の系譜。つまりこの映画もまた、そうした系譜のなかにゆるやかなSF装置としてのパラレル性をリンクさせたものとなる気がします。

広告代理店に勤めるヘレン、作家志望のジェリー、ジェリーの元彼女リディア、そして離婚調停中のジェームズ。ヘレンが地下鉄に「間合ったか/間に合わなかったか」によってこの4人の男女関係が変化する様子をパラレルに描いていきます。

リズムよく切り替えてみせる2つのパラレル世界。その両世界で起きる出来事のうち、良いことに思えたことが悪いことへとつながり、悪いことに思えたことが良いことにつながったり。それが起きるのは早いか遅いかという問題にしか過ぎないこともあれば、決定的に異なることもあったりと、ハッピーエンド/バッドエンドに偏らないあたりも素敵です(エンディングは明暗が分かれますがそれでも)。

1つ1つのエピソードが可能性のうちに絡み合い積み重ねられていく面白さは、実人生の中でのもしもあの時を物語の中に広げていってくれます。

けれどその面白さとは別に、本作が僕の心に残り続けている最大の理由は、青年期を送る若い男女(とくに女性かもしれない)と触れあったりすれ違うたびに、彼女/彼らのなかにこうしたパラレル性をはっきりと感じるからかもしれない。かつての自分がそうであったように。

シュレーディンガーの猫さながらに、そうかもしれない/そうではないかもしれない状態を50%の確率で同時に生きている年齢は確かにあるように思います。そんな実感にこの作品は強く訴えかけてきます。
何となく借りた。2回見てしまった

こんなに可愛い主人公なのになんでこんなダメ男に巻き込まれるんだろう、バッドエンドなのかと思った

少しでももやっとしたらそのわだかまりはいつになっても消えないんだろうな

電車は前に進むっていう意味で、エレベーターはこれから乗り越えて行くって意味なのかなぁとか思った
wakana

wakanaの感想・評価

3.8
SLIDING DOORS


G・パルトロウが地下鉄に乗り遅れた場合と間に合った場合の2つのStoryが同時進行する佳作。

ラストはなるほどと思わせる。
少しの違いで違う人生がある。

一瞬の違いから成る異なる未来。
設定から 凄く面白かったです。

そして 魅入ったままEDロールに…。
そんな時間が経ったとは思えぬ程
凄くハマる展開な作品でした。

とにかく幸せになって欲しいです。
KOKO

KOKOの感想・評価

-
24年前の作品!と考えると凄いのかも


セレンディピティに関する本を読んでたらこの映画について紹介されてて気になって鑑賞。
ほんとに人生ってこういうものの積み重ねなのよね。

目の前の出来事がうまく行ってなくても、それが何かに繋がるんだと思えばちょっと前を向けるかもしれない。
ぞ

ぞの感想・評価

3.4
めっちゃいい題材で最初ワクワクさせられるのに、中身なさすぎてどうした〜〜〜〜!!!!

ラストの病院シーンも辛いし、終わり方までわざとらしくて残念すぎた。
同じ題材で誰かリメイクしてほしい。

Gwyneth Paltrowがまじで綺麗。
ショートでかっこよくなりすぎてずっと涎垂らしてた。
地下鉄への駆け込み乗車が間に合った場合の人生と間に合わなかった場合の人生、比較・並行・交錯しながら描くラブストーリー。

2つ以上の分岐にした「ラン・ローラ・ラン」ってあったね(内容は全然違うけど)。

駆け込み乗車するときは自分にもあるし、間に合わないときも当然ある。1つの選択が思いもよらない結果を招くことも実際にある。

何気ない出来事だが、確かに行動が変わればタイミングがすべて変わり、出会う人も景色も変わる、起こることも変わる。その変化がこれだけ人生を左右するとなると?

2つのパターンが並行、その先にも選択はあるはずでいくつもの枝葉に分かれたような人生が想定されるがそこは広げすぎずにシンプルに。
それぞれの話は恋人との三角関係を描いていて特段真新しさはないものの、主人公ヘレンはどちらの人生を送ったほうがよかったのかと、コントロールできない時の流れと過ぎ去った分岐点を思いながら観ていた。

2つの話が全然違うものになるかと思いきや、要所要所でまるでリンクするかのようになっているのも面白い。分岐はしていても似た人生に収束するものなのか?とも考える。

こうやって見せられるとどってことない日常の些細な出来事が後々に響くと改めて思う。そういう意味では「バタフライ・エフェクト」も思い出す(あそこまで上手く練られた話ではなくシンプルだったけども)。
もしあの時こうしていたら…
誰もが一度は考えたことのあるシチュエーション。たった一つの行動が、その後の未来を大きく決定づけていたりする。

*過去鑑賞記録
riho

rihoの感想・評価

4.3
乗れてた人生、乗れなかった人生。
ファンタジーでロマンチックで、でも苦くて面白い。とのこと
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