「大和物語」を原点とする能の「求塚」に題材にした川本喜八郎作品。
二人の青年に愛された莵名目処女(うないおとめ)はどちらも傷つけるに忍びず、入水して死を選ぶ。青年たちはそれをはかなんで相果てる。…
誰も悪くない…
1人の女性に同時に「恋」してしまった2人の男性…
…苦しい…3人とも…苦しい…
あの世に行ってもなお…その「苦しみ」が続くとは…
読経が彼女の心を救えたら…と…願うばかり…
水…
人以上に美しさを感じてしまう人形達。
観れば観るほど、細かい所など新しい発見がありそう。
雰囲気はとても好きなのだけれど、不条理過ぎて本当に可哀想。
僧の読経によって多少は報われたのかもしれないけど…