火宅 能「求塚」よりの作品情報・感想・評価

火宅 能「求塚」より1979年製作の映画)

製作国:

上映時間:19分

ジャンル:

3.9

『火宅 能「求塚」より』に投稿された感想・評価

3.9
211件のレビュー

この不条理こそ古典の真骨頂。人形だからこその悲哀と無常。まさしく能。音楽は武満徹。


演出0.8
人物0.8
構成0.8
驚き0.8
趣味0.8


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の…

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半兵衛

半兵衛の感想・評価

4.5

冒頭での人間のような精密な動きをこなしている命がこもった人形から一気に映画に引き込まれ、二次元(絵)と三次元(人形やミニチュア)を巧みに駆使してこの世とあの世の境目のような幻想的な世界を表現する川本…

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よつゆ

よつゆの感想・評価

4.2

美しさのもたらしてしまった罪。
美しいというだけで罪を背負ってしまった女。
死んでもなおその罪から逃れ安らぎを得ることは叶わない。
なんの罪を犯したらこの地獄を味わわねばならないのか。

物語もさる…

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nana

nanaの感想・評価

-

2人の男に言い寄られた女。
男たちは互いに競い合い、そのために罪もない動物すら犠牲になっている。
優しすぎるがゆえに心を痛め、決断することができない女がとった行動は…

『道成寺』の鏡のような存在の…

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kakuko

kakukoの感想・評価

3.6

ウナイオトメが何をしたっていうんだよ。
500年もの間火に焼かれ、黒鉄のオシドリに脳髄をついばまれる苦しみとか気分が重くなる。
どちらかを選べばどちらかが苦しむ。
そんなのは嫌だから選ばなかった。

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てぃだ

てぃだの感想・評価

3.4

えっと。
今までの中で一番
よく飲み込めなかったかも。
ちと残念。
原作は「能」からなのか
最もこの世界に似合いそうな
エピソードだのに。

ていうか
全編に渡って
有声の語り部による物語というのが…

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火宅とは「煩悩と苦しみに満ち、安住できない現世を、火のついた家にたとえていう言葉」なんだそうで

あまりといえばあまり、500年もの間、火宅に囚われ続けている憐れな菟名日処女(うないおとめ)

地獄…

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324

324の感想・評価

4.5
火宅のレイヤー。幾重にも地獄。悲恋とおしどりと啄まれる脳髄。金字写経のオーバーラップがイカつくて笑う。
村田

村田の感想・評価

3.5
🎞二人同時に求婚された女が地獄に落ちる
👍玄妙なオーケストラサウンドと面相の陰

 川本喜八郎の不条理三部作のラストで、不条理感は一番。
 武満徹作曲の劇伴に歌舞伎役者のナレーションと、欧米のコンテスト向けに作っただけあって、向こうの人にウケそうな要素を集めている。もちろん作品じ…

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