原作安部公房、アニメーション川本喜八郎。夢や希望だけでなく、命まで搾り取られる工場労働者たちの苦しみと解放の物語。共産主義の象徴たる赤いジャケツのみ色がついています。
工場の煙突なんかに溜まったス…
ジャケツ!安部公房のストーリーが素晴らしいが、赤いジャケツが宙を舞うアニメーションの美しさのその完璧さこそが、その後の感動を創出している。
演出0.9
人物0.8
構成1.0
驚き0.9
趣味0…
川本喜八郎をよく知らないまま原作が好きでふらふら観てみたら…。原作にないベクトルの薄気味悪さが加わってるのに馴染んでる。暗さはクエイっぽいけどなんか妙にソ連時代のアニメーションを彷彿させる味わいがあ…
>>続きを読む原作者の安部公房の世界観がまんまアニメとなり、戦後の人々の苦い体験談が綴られる詩的作品。
川本喜八郎監督作。戦後に於けるモラトリアム状態の主人公の母親が突如編となり、やがて「赤いジャケツ」へと変容…
アニメーション作家川本喜八郎の世界『詩人の生涯』を観た。「突然 彼は自分が詩人であることに気づいた」という一文の後、鼠の歯に刺された心臓の血で染まるジャケットになった母を着て、回転する雪の結晶ととも…
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