このレビューはネタバレを含みます
川本喜八郎の能楽“求塚”。中世を舞台に執心を描く三部作の二。
能“求塚(もとめづか)”のアニメーション化…どうなるのかと思っていたが最高。能を他のメディアに読み替えるものは大コケか当たるか極端ですが…
この不条理こそ古典の真骨頂。人形だからこその悲哀と無常。まさしく能。音楽は武満徹。
演出0.8
人物0.8
構成0.8
驚き0.8
趣味0.8
※
演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の…
冒頭での人間のような精密な動きをこなしている命がこもった人形から一気に映画に引き込まれ、二次元(絵)と三次元(人形やミニチュア)を巧みに駆使してこの世とあの世の境目のような幻想的な世界を表現する川本…
>>続きを読む美しさのもたらしてしまった罪。
美しいというだけで罪を背負ってしまった女。
死んでもなおその罪から逃れ安らぎを得ることは叶わない。
なんの罪を犯したらこの地獄を味わわねばならないのか。
物語もさる…