同級生の作品情報・感想・評価

「同級生」に投稿された感想・評価

Natsu

Natsuの感想・評価

3.6
「2人を誇りに思ってほしいのに」

"Get Real"、アイデンティティとは。
公園のトイレ前のベンチは世界共通。
ベン・シルヴァーストンの恋する瞳が切なすぎる。リンダ役のシャーロット・ブリテンがとにかく良い。
emily

emilyの感想・評価

3.5
16歳の高校生スティーヴン、彼は11才の頃にゲイに目覚めた。しかしその事を知ってるのは、隣人で親友のリンダだけだ。そんなある日学校一のイケメンのジョンに出会い二人は恋人同士になる。二人ともゲイであることを隠して会うのは非常に困難で、それでも気持ちを抑えることができず。。

子供の頃から性について悩んできたスティーヴンだが、いつだって側にはリンダが居た。自分が自分らしく居られる場所はいつだって横にあったのだ。ゲイ+格差のある二人は障害があるからこそ会える一瞬が煌びやかで、瑞々しく、スティーヴン演じる少年の開放的な笑顔が印象的だ。その笑顔には偽りがなく自然体で、その笑顔をなんとか守りたい気分にさせる。

公衆トイレがゲイの出会いの場に使われるのは新鮮だ。言葉を逆手に取った間違いや、自動車講習の先生が直接車で家まできたり、イギリスならではの新鮮なエピソードも見応えがある。

幸せになればなるほど、隠してるのが辛くなる。一緒にいる時間孤独を募っていくようなものだ。自分が自分らしく居られること、居られる環境を親が与えてくれたことは、決して当たり前ではない。それが許されず偽りの自分で生きていくことを選ぶしかない人もいるのだ。みずみずしい思春期ならではの葛藤としっかり重なり、大事な人こそいつでも気づかないくらい近くにいることを考えさせられる。彼にはリンダが、そうして告白してもなお誇らしく思ってくれる母親など、女性の味方がいるところが心強い。

スティーヴンが自分らしく居られる場所はちゃんとそこにあり、だからこそ踏み出す勇気が持てたのだ。当たり前にそこにいる人は当たり前ではない。そうしてその存在が一歩踏み出す勇気を後押ししてくれる。

どこまでも叫びたくなるほど済んだ青い青春物語で、心の奥が痒くなる気分だ。美しく儚く、希望に満ち足りたラストにキリキリした葛藤の数々、心の黒が一気に青に染められ、洗浄されていく。。私にも純度が蘇ったような錯覚を起こしそうになる。
かな

かなの感想・評価

4.0
なかなか複雑。
イギリスのゲイの男子高校生の青春物語。
原題はGet Real。
目を覚ませ。現実を見ろという意味だ。
思春期のもどかしさとか、好きな人になかなか好きだと伝えられない苦しみとか。
キスシーンが甘酸っぱい。
「学校では話しかけるな。」という難しい恋。
登場人物の繊細な心情を理解することは難しいけれど、セリフの感情の込め方にリアリティがあってよかった。
さらけ出したいけれど、なかなかさらけ出せない。
ラストシーンで胸がいっぱいになった。
彼の書いた文章を読んでみたい。
主人公の友達の女の子の存在が良かった。
夏の風物詩と言えばBL!ということで野郎ばかりで集まって久々に見た!が!やっぱり素晴らしい! 発展トイレで引っかけた男とエッチしたりはするけど恋愛にまではいかない内気な男子高生のスティーヴンが、ある日そのトイレで学校いちイケメンのジョンと遭遇! え! まさか…キミもゲイなのかい?みたいになるねんけど、ジョンは自分がゲイであることを受け入れられないタイプ。舞台のイギリスは同性愛が1970年代くらいまで違法だったらしいので、やっぱまだ高校生だとそういう差別の名残が強く残ってるんでしょうね。さらにスティーヴンはなよっとした文系のシャイボーイやから、学校でこのホモが!と虐められてる。そんな風潮のなかで、学校人気No. 1の男が、自分がゲイであることを受け入れるのは確かに難しいのであろう。けど、マジかよって感じやけど、何だかんだで2人は付き合い始める。ここまではどんなゲイボーイでもが羨む展開。しかし、ジョンはスティーヴンに学校のみんなの前ではオレに話しかけるな!って言ったり、お前が誰かにゲイだとバレるようなこともすんな!オレの方もバレるだろって言ったり、とにかく保身のことばかり、とはいえ、明らかにスティーヴンのこと好きなんだけど。でもスティーヴンは家族にも友だちにもありのままの自分を受け入れてもらって、自分らしく生きたいと思い始める。これがふたりの間に溝を作ってしまう。この難しさはホントにリアルで、切なくて、何とかうまくいってほしいなーと願わずにはいられない。ゲイであることをオープンにして生きたい人と、クローゼットのなかで生きたい人。オープンにすればそれだけ大変な思いもするだろうが、自分が自分らしく生きられないつらさ、自分を抑圧することは他者をも抑圧してしまうという可能性を考えると、やっぱオープンにしてしまったほうがいいんやろうなと思う。もうこれ以上思いをひとりで抱えきれなくなったスティーヴンの最後のスピーチは涙なしには見られない、悲しさと力強さと感動がある。そして、それをしっかり受け入れてくれる人がいることの嬉しさ! でも恋の終わりは、その喜びの大きさと同じくらいに切ない。あーもう!ジョンのバカたれが!…からのぽっちゃりリンダ! 最高! とにかくリンダ! 最初から最後まで最高! 教習に行くときのものすごいヘアスタイルも、下手クソな貧血演技も、あなたと私とメルギブソンも、とにかく最高、見事なコミックリリーフ! ゲイとデブのバディムービーとしても大いに楽しめる。爽やかで、楽しくて、切なくて、嬉しい、夏にピッタリの映画ではないでしょうか。自分のセクシュアリティで悩んでいるすべての高校生に、否、自分らしく生きたいけれどそうできない全人類に是非とも見てもらいたい映画!
ぱんだ

ぱんだの感想・評価

4.1
悲しいね…切ないね
題材が題材だけに、せつな映画
なのは覚悟してたけど
でも最後の方にあんなシーンまであるとは、感動かつ、せつなマックス!

だけど重く作られてないのがとてもいい!
学生ってのもあるかもだけど

リンダが重くなりそうな所々で
ガス抜きの為にでてくる
それがとてもよくて

サラッと見続けられてしまう
映像もよくて
プールのシーンでは
美しいとさえ思ってしまった

男×男なんだけど
そこらへんのしょーもない
恋愛映画なんか比べ物にならない

綺麗、純粋、ほのぼの、切ない、全ての表現がクオリティ高い!

個人的にはリンダが主役だと思ってる
ゲイ映画ってことで抵抗あるかもだけど

見てると引き込まれるので
それがごくごく当然かのように見れる

素晴らしい映画でした
rur

rurの感想・評価

3.5
LGBT映画としてどこかでお勧めされていてトレーラー見たらいい感じだったので、つい… iTunesでゲットだぜ。英語字幕で見たので内容はよく把握してないかもだぜ。

海外でも公園のトイレはハッテン場なのね…

ぐらいの感想しかないッス…あとはなんだろう見なくても知ってたわーこういう話だと思っていたわー…ぐらいの感想しかないんですけどたぶん最後の演説が理解できてないせいだと思います。
茄子

茄子の感想・評価

3.0
主人公にとって全てが良くおさまった訳ではないけれどハッピーエンドだと思う。ぽっちゃりセクシーな友達いい奴。
ナカコ

ナカコの感想・評価

3.9
10年程前に鑑賞。

ゲイの青年の青春もの。とにかく最後が秀逸。最後のスピーチのシーンで思わず泣いてしまった。
自分を、自分が認めることはとても大切なことだと解る。仲良しの太った女の子も良いキャラクター。
あと、これは原題が良い。
観終わったあとに沁みる。
星健太

星健太の感想・評価

5.0
お手本のような青春映画。
ゲイの男子高校生(ナード)と、ゲイであることに戸惑う同級生(リア充)が紆余曲折ありーの惹かれ合う物語。めっちゃ端的。

キャラの配置が超絶妙。
非モテぽっちゃり女子の主人公最大の理解者に、ゲイとは知らず主人公に恋しちゃう女の子。
とくにぽっちゃりちゃんの体格以上の器の大きさ。これ惚れます。

スティーヴンのある意味割り切った生き方が、ジョンという最愛の存在が現れることによって脅かされるも、スティーヴンはそれを見事に切り開いてみせた。その勇気と決断、数々の葛藤を乗り越えるクライマックスはこれまで観た中でも指折りの名シーン。
ジョン。スクールカーストでも上位の彼にとって、差別の対象であるゲイだと自覚することはとても受け入れ難いことだけれど、スティーヴンと出会うことで彼もまた変わっていく………かと。

自分の子が異性愛者だと決めつけないで。
ゲイも愛だ。なぜ忌み嫌う?
涙ながらの訴えに、僕もスタンディングオベーション。

文句なしの満点。
いじめられっ子のゲイの少年が、ハイスクールのヒエラルキーの頂点にいるスポーツ万能イケメンの人気者と秘密の恋に落ちたらどうなるか。

ナイーブな問題を取り扱いながら、その苦しみ、葛藤、喜びを瑞々しく描いていて、派手さはないがとても印象に残る映画だ。

他人にどう見られるかということよりも、自分はどうあるべきかを直視し、表現したヒョロヒョロの主人公。素晴らしい。

そしてこのもやしっ子に、事あるごとに的確なアドバイスをする、親友の太った女の子の配役が超魅力的。
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