娘十六ジャズ祭の作品情報・感想・評価

娘十六ジャズ祭1954年製作の映画)

製作国:

上映時間:92分

3.8

『娘十六ジャズ祭』に投稿された感想・評価

本編タイトルで確認すると、「娘十六ジャズ祭り」。「り」の送り仮名がある。中身はジャズと称した歌謡映画。井上の悪癖はまだ抑えられてはいるが、型枠に嵌めた安直作品の準備とも取れる。

ひばり・チエミに続き雪村いずみが、新東宝で和製ミュージカル映画の名手井上梅次監督と共に初主演、初演出の記念碑的作品。キャバレーで演奏する片山明彦、高島忠夫、フランキー堺とボーカル新倉美子に仲間入りを…

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3.5

1954年製作公開。脚本赤坂長義、京中太郎。監督井上梅次。17歳の雪村いづみが主演。

冒頭の大階段に宝塚歌劇かと。先日観たロッシーニの「チェネレントラ」が被って、当時の市井の生活に比し映画の世界は…

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我路
2.5
新東宝
2016年 5月 5日 シネラ

2016年5月15日 シネラ 2回目
mingo
4.0

第一週は本作が唯一文句無しに面白く、観た後は多幸感で満ち溢れた。「踊りたい夜」「ジャズ娘乾杯!」や傑作「嵐を呼ぶ楽団」など和製音楽映画を得意とする梅次先生の初期ミュージカル。ロッパの名言「心に太陽を…

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3.5

私も昔もズベ公だったと歌う新倉さんがタレ目とポテとした唇で可愛いし下宿の階段で突然歌い出すとこなかなか狂気を感じさせて良かった。
ジングルベルを歌ってチンピラを追い払うシーンもゾクっとするものがある…

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シネマヴェーラで待ちに待った「秋の新東宝祭り」。
音楽と映画の多幸感に溢れた井上梅次『娘十六ジャズ祭り』
佐分利信と藤田進が兄弟という奇跡の映画、志村敏夫『狼ボスを倒せ』
大好きな江見俊太郎が主役の…

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こ
4.0
このレビューはネタバレを含みます

教訓にしたい一本、心に太陽を、くちびるに歌を、人生はいつもにっこり、なんて、真っ直ぐすぎるけど、心に留めておきたい
あの風景と人間たちの中で沁みずにはいられない、今こそ
おやすみなさい、だけでこんな…

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オリジナル詞の、フランキー堺が歌うジャパニーズルンバが面白い、カメラアングルも攻めている
歌、演奏は素晴らしいが、映画としてはイマイチ。平面的で明るい照明のみで90分乗り切るのも無理があると思った。

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