そこはかとない本能と出会う
実際にイタリアで行われていた人身売買事件をヒントにトルナトーレ監督が描くのは、もちろん上質な人間ドラマだけれども、これまた極上のミステリー。女が捜しているのは何?何で…
「題名のない子守唄」を観る。
「ニューシネマ・パラダイス」の巨匠、
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品。
「ニューシネマ・パラダイス」の感動を
期待して観ると大やけどします。
残酷で重たいけど救いの…
はじめからずっと漂う重暗い雰囲気と、謎が一つ一つ深まりながらも解かれていく感じや、主人公イレーナの過去に何があったのか、誰かに語らせるのでなく、短いイメージカットがフラッシュバックのように何度も間に…
>>続きを読む過去と現在が見事な編集で交錯し、説明的なセリフや演出は皆無。緩やかに流れるカメラワークは乾いた街を見事に捉え、主人公の心情とシンクロするように冷たく映る。主人公は一体何の目的で動いてるのか皆目見当も…
>>続きを読む北イタリアの港街を舞台にし、主人公の女イレーナの生い立ちの謎に迫るサスペンス。
薄暗い館で裸の娼婦達を選別するシーンから始まり やがて家政婦の仕事に就いたイレーナの何かを探るような不可解な行動が映…