実録安藤組 襲撃篇の作品情報・感想・評価

「実録安藤組 襲撃篇」に投稿された感想・評価

警視庁に第四課を設置せしめた「横井英樹襲撃事件」を完全実録したギャングスタムービー。これぞ東映!!
昭和33年の「横井英樹襲撃事件」とその逃亡劇を描いた続編。
前作があまりに扇情的かつ暴力演出もやりすぎていた反動か、淡々とした抑え目な演出が多い。
無論、安藤昇寄りに作られてはいるのだろうが、「ヒーロー」にも「悪役」にもならない絶妙な客観性だ。

複数の状況を矢継ぎ早に見せていく襲撃シーンはスタイリッシュだし、緊張感もある。
また、中盤で安藤昇が愛人の1人と別れるシーンは中々泣ける。
そこでカーネルサンダースみたいな変装をさせてしまう辺り、佐藤純彌は天然なんだか確信犯だかわからない。
取り調べシーンの編集はもはやコント。
残虐アクションてんこ盛りの『やくざと抗争 実録安藤組』とはまったく逆のアプローチ、横井英樹襲撃事件のドキュメンタリー(再現ドラマ)のように時間軸に沿って物事をドライに映していく佐藤純彌。攻め手、受け手(静動)どちらも「イケる」素晴らしい監督。安藤昇が逮捕されるくだり、暴れたり騒ぎもせずただ将棋をしているだけの、その何もなさも良い。
安藤組、襲撃と逃亡!


1973年監督佐藤純弥、原作出演安藤昇。

邦画カルト作「北京原人」を鑑賞後、なぜか原点回帰とばかりに初期探訪鑑賞。

東映任侠映画の渋い脇役でお見かけ。

本作は彼が現役安藤組だった頃の原作をもとに描いた作品。

まさしく「襲撃編」プラス逃亡劇であります。

葉巻が似合う権力者丹波哲朗。

安藤組の若頭的存在に梅宮辰夫。

そして「不良番長」ラインの出演陣、下っ端に安岡力也、小林稔侍。

ある権力者への暴発。襲撃、そして、逃亡、変装、警察に八名信夫。

出演する安藤ガールズが綺麗な方ばかり。

安藤組長をかくまいます。

彼らの襲撃の終点はいかに?

今のVシネの実録路線、実名路線のはしりのような作風です。

佐藤監督は淡々と描写、時をうつテロップ。

音楽日暮雅信の歌舞伎の合いの手のような音。

ラスト安藤自身の冷たい怒りの朗読が響きます。

この「安藤組」シリーズは時をへて製作されていきます。  

また、安藤自身監督、製作に積極的に活動していきます。

安藤昇のスーパードキュメンタリー「やくざ残酷秘録片腕切断」も必見!

予告次回本作のアダルト編「安藤昇のわが逃亡とセックスの記録」をご期待ください。

実はこれを見たいが為の予習だったりして。

追伸
変装が面白すぎます、絶対バレるのにバレない(笑)

2010年4月25日 8時14分レビュー