至極シンプルなプロットながら、ラストのランボーの独白が映画にかなりの奥行を与えている。
ランボーはベトナム帰還兵としてヴァルネラブルな肉体と心を持っているが、その肉体的な説得力はアクションシーンによ…
このレビューはネタバレを含みます
戦場から離れても、頭の中で続くトラウマとの戦い。見えない戦争。
戦いを始めるのと同じくらい、戦いを終わらせることは難しいって話だと感じた。
(→現実の戦いが終わっても頭の中でリフレインし続ける…
「もう終わったんだ」
「何も終わっちゃいないんだ!
俺にとって戦争は続いたままなんだ!
あんたに頼まれて、
必死に戦ったが勝てなかった!
そして帰国したら空港で非難ごうごうだ!
赤ん坊殺しとか、悪口…
なんだか想像していたよりもランボーの置かれた境遇が理不尽というか可哀想だった。戦場では英雄と呼ばれていても、帰国してからは蔑まれ、揶揄われ、謂れのない罪で暴力を振るわれ…それに対して反旗を翻せば「人…
>>続きを読む・英雄はいつしか平穏を脅かす者へ。
強大なトラウマを抱えた悲しき男。
・くたびれた表情、ボサボサの長髪。
何かを諦めているかのような寂しさ。
・街という権力を持った保安官の驕り。
怒りと恨みで…
やっぱりレビューないんだな。
てことは駐在中も観なかったのかな。
でもやはり良かった。
休日をだいぶ現実逃避に当て過ぎたのでやはり最後は気持ちを取り戻す為に。
現代人はどんどん免疫が弱くなり昔の…
このレビューはネタバレを含みます
数々の続編たちが80年代後半以降のアクション映画を代表する圧倒的知名度のシリーズになってしまったせいで誤解を受けることの多い1作目。
でも、とても真面目で重く暗く、ベトナム戦争で抱えたアメリカの暗部…
戦争が嫌なことは誰でもわかる。絶対に避けるべきことである。しかし戦争に行った者達は「お国のためだ」と自分に言い聞かせて乗り越えてきたのだろう。しかしもし戦争が終わり帰国した時に「この人殺し!」などと…
>>続きを読む© 1982 STUDIOCANAL