五所平之助監督松竹最盛期の、明治の名残りを持つ下町風情が染み入る人情悲劇の傑作。町衆からも信頼された紺屋主人坂本武が、未亡人で牛鍋屋女中で働く妹飯田蝶子の息子徳大寺伸がバーの女給飯塚敏子との不始末を…
>>続きを読むごしょへーの作品見るの恥ずかしながら2本目。学生がお店の女とデキてしまって妊娠させるも周りの目を気にして叔父が孕ませたことにするというエグいお話。戦前の日本の姿をみれるのが良いし、唐突に女が死ぬのが…
>>続きを読む東京の下町を舞台に、大学生の妊娠騒動に奮闘する伯父とその家族の姿を描いた、五所平之助監督のドラマ映画。原作としてクレジットされている五所亭は、五所監督の俳号。
大学生の誠一は、法律を専攻するも、最…
五所平之助監督の初期作品。
この時代の映画は当時の貴重な資料を拝見しているようで物凄く興味深いし、惹かれるものがある。
俳優のほとんどが明治生まれとあって醸す雰囲気が今とどこか違う。
内容は今の時代…
「嘘はいけないが、世の中には、ひとつぐらいついていても良い嘘があったっていいじゃないか」
おじさんはべらんめえ調でこの科白を言っていたが、心に響く科白だった。
まぁ悪い女じゃなかったのかもしれない…
母は己の息子がやらかした妊娠だとは到底思っていないからあそこまで協力できるし、叔父から見れば自分が浮気をしたわけではないという正義があるからこそあれだけの芝居を打てる。恨みや悪意ではなく、誰もが傷つ…
>>続きを読む甥の不始末を肩代わりしようとする伯父と甥の母親、叔父の妻。だが、甥の相手の娘の側からは語らない。その意図は観客が勝手に想像するしかないのだが、彼女の死により万事解決という終わり方に目を瞑れば、葬式の…
>>続きを読む松竹株式会社