第二次世界大戦下。日本軍30名の兵士が南海の孤島アナタハンに辿り着く。そこには先に辿り着いていた男とケイコという女がいた。次第に彼らの中でケイコを奪い合うようになってゆくのだが…
もっとドロドロした…
第二次世界大戦末期、アナタハン島に孤立してしまった日本兵31人が、終戦も知らぬままその島に住んでいる唯一の女・和子(作品内では恵子)を賭けて殺し合いをしていた
という「アナタハンの女王事件」を映画化…
社会というものがなくなり、欲望が剥き出しになると人間はあっという間に脆い存在になるのだろう。
その中で強かに、どんどん色気を増していくケイコが魅力的だったが、彼女の意思があまり無いように見えたのは…
ココリコ遠藤が高校時代、野球部の寮で雑誌に載っていた大石大二郎(近鉄)の太ももで…という話を思い出した。
酒、女、銃。バランス崩壊には十分すぎるアイテム。戦闘があればまだバランスは保たれたのかもし…
●アナタハン(1953年日本。根岸明美)
特殊効果で円谷英二さん,音楽に伊福部昭さんが参加。
そして“孤島”とまるで『マタンゴ』。
だがこれは実際にあった「アナタハンの女王事件」を映像化したもの。…
記録フィルムように語られるアナタハン島の物語。動物の行動を観察するような目線が人間の知性や理性の危うさを強調していたが、最後の空港シーンでは、人間はやはり始終人間であったことが静かに伝わる演出になっ…
>>続きを読む1953年公開。アメリカ人監督が作った日本映画。英語のナレーションに字幕が付き、前半はドキュメンタリーのような雰囲気もある。
もっと、ケイコを巡る男たちの争いが中心に描かれるのかと思ったが、その辺り…