殊に今は真面目にコツコツが必ずしも報われるわけではない時代なので、いまひとつピンとこない展開かな。
屑屋とか闇屋とかも今では見られない商売形態なので物珍しさのが先に立ってしまった。
でもラストの子…
屑屋の六さん、いい人のように描かれているが、闇屋の女社長を「今夜どうだ?1000円で」と口説いている…。闇屋の女社長は「ふざけんじゃないよ、私に淫売しろって言うのかい!」と怒るが、そりゃ怒るよな苦笑…
>>続きを読む再見して源氏鶏太原作とは驚き!小沢昭一主演作初の快挙となった、名人阿部豊監督の人情喜劇の秀作。屑屋転じて印刷会社社長になる出世物語だが、小沢が堤防下の悪路をリヤカーを引っ張る光景が郷愁を誘う様に地道…
>>続きを読む善行が報われる、いかにもクリスマス向けの心温まるお伽噺(クリスマス関係ないけど)。要は、フランク・キャプラのバッタもん。監督の来歴を読んで納得。さぞかし憧れだったんだろうな。
素直に感動できないの…
予想以上の「大出世」でビックリですよ。こんなにイイ話を大盤振る舞いしてもらっちゃって、ここは素直にありがとう。ハマミツサユリがこれまたイーンダワ。王道の学ラン+セーラー服のカップルで、やっぱり身分違…
>>続きを読む千草さんに値切られたりの日米商事社長、渡辺美佐子が素晴らしい。今さらこんなこと言ってスンマセンだけど上手すぎる。榎木さんチームのわちゃわちゃ楽しい。頬が丸い小百合に頭が四角い浜光。アルマイトのお弁当…
>>続きを読む阿部豊が日活を去り映画界からも離れる最後から二番目の作品と考えると、ハリウッドで俳優を経験し、監督修行したジャック・アベが日本版キャプラを狙ったSP映画と理解できる。(公開時の併映は裕次郎か旭か?)…
>>続きを読む再見。印刷工場専属の屑屋・小沢昭一と行商闇屋(移動百貨店)女社長・渡辺美佐子の呼吸がぴったり合っている芝居を惚れ惚れと見る。戦前アメリカ映画のようなほのぼのとしたタッチが阿部豊の味わい。小沢の娘吉永…
>>続きを読む製本所の紙ゴミをいただいて生計を立てている屑屋の小沢昭一が株で儲けた金で会社を乗っ取る。と言うと腹黒いようだが、見事に善意だけで出来た荒唐無稽なホンワカ話で、山本薩夫や今井正が観たら何て言うだろうな…
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