十九歳の地図のネタバレレビュー・内容・結末

『十九歳の地図』に投稿されたネタバレ・内容・結末

最初から最後までずっと苦しかった。生きてるだけで付きまとう行き場のない怒りと虚しさはどこにぶつければいいのか。
新聞配達の主人公は自作した地図の気に入らない人の家にバツ印を書き込んでいく。本格的に定…

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悪意から製図道具を給料で買う主人公、
愛情から盗みを働く男

生活感と現実が町並みの一軒一軒に染み着いている、70年代の王子はスラムだったんだ

本当にそこで生きてるかのような、当時ならではのエネルギーが伝わる。
根は本当に良い人なのにコンノさん。。
「どういう具合に生きていけば良いのか、分からないなあ」のセリフが、心にぶっ刺さる。
嫉みや仕…

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全員どこか癖のある登場人物ばかり
主人公も性格が悪いが、朝早くから新聞配達して頑張っている、、、
一番印象に残ったのは、最後マリアがゴミの中から綺麗な衣装を見つけて喜ぶシーン

結局最後電話越しに言ったきりでなんにもできないどうしよもない世界の片隅なのがすごくいい

かさぶただらけのマリアさまが階段から落ちるシーンとか紺野が中原中也の春日狂想の話をするところすき

みんなダ…

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「右翼思考」の主人公は、新聞配達の仕事で嫌と言うほど目にする「この街の貧乏で馬鹿な奴ら」を嫌い蔑み、暴力で制裁に出る⋯
それは、町のガスタンクを爆破し、新聞代を滞納している「ターゲット」を一斉に吹き…

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動物が痛めつけられるシーンは嫌い。
他は個人的にすごく好き。

しょうもない自分の好みとして、暴言が好きなのかも。キチガイ、バカ、死んじまえ等が言葉に出される度にはしゃいでしまう。
これは自分の恥じ…

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青年期の暗澹とした自意識 自尊心の危うさとおぞましさたるや。

新聞配達として街で生きているとは思えない。偽善者、教養なし、ケチ、あらゆる理由を以て‪✕‬をつける。そんなの生きずらいだけだ、毎日見る…

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住み込みで新聞配達をする吉岡まさる19歳。
配達先では犬に吠えられたり、集金をふんだくられたり、憐れみの目を向けられたり。
彼は配達先の情報を細かくノートに記し、精密な地図を作り上げる。
地図にはバ…

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映画化された「軽蔑」同様、中上健次原作の1979年の公開作品。

ちなみに舞台の「東京都北区王子」は今でもこの映画のような朽ちた一角が残る。訪れてみるといい。

——19歳の吉岡が主人公。恐らくは新…

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