本当にそこで生きてるかのような、当時ならではのエネルギーが伝わる。
根は本当に良い人なのにコンノさん。。
「どういう具合に生きていけば良いのか、分からないなあ」のセリフが、心にぶっ刺さる。
嫉みや仕…
結局最後電話越しに言ったきりでなんにもできないどうしよもない世界の片隅なのがすごくいい
かさぶただらけのマリアさまが階段から落ちるシーンとか紺野が中原中也の春日狂想の話をするところすき
みんなダ…
「右翼思考」の主人公は、新聞配達の仕事で嫌と言うほど目にする「この街の貧乏で馬鹿な奴ら」を嫌い蔑み、暴力で制裁に出る⋯
それは、町のガスタンクを爆破し、新聞代を滞納している「ターゲット」を一斉に吹き…
動物が痛めつけられるシーンは嫌い。
他は個人的にすごく好き。
しょうもない自分の好みとして、暴言が好きなのかも。キチガイ、バカ、死んじまえ等が言葉に出される度にはしゃいでしまう。
これは自分の恥じ…
青年期の暗澹とした自意識 自尊心の危うさとおぞましさたるや。
新聞配達として街で生きているとは思えない。偽善者、教養なし、ケチ、あらゆる理由を以て✕をつける。そんなの生きずらいだけだ、毎日見る…
住み込みで新聞配達をする吉岡まさる19歳。
配達先では犬に吠えられたり、集金をふんだくられたり、憐れみの目を向けられたり。
彼は配達先の情報を細かくノートに記し、精密な地図を作り上げる。
地図にはバ…
映画化された「軽蔑」同様、中上健次原作の1979年の公開作品。
ちなみに舞台の「東京都北区王子」は今でもこの映画のような朽ちた一角が残る。訪れてみるといい。
——19歳の吉岡が主人公。恐らくは新…
<大人社会に触れて知る、生きるということ>
新聞配達をしながら予備校に通う19歳の若者には、関わる町の人たちがことごとく鬱屈と憤まんの対象になり、そんな彼の不満は社会に対する攻撃へと転じていく。一…