前作『ディア・ピョンヤン』がベルリン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞するなど、高い評価を受けた在日2世のヤン・ヨンヒ監督によるドキュメンタリー。
帰国事業により1970年代に北朝鮮に移住したヤン…
『ディア・ピョンヤン』では、オトンとオカンのお陰で娯楽作にギリギリなっていたといってもいいが、本作は完全に個人のホームビデオ。それを劇場公開できるまでの作品に仕上げたのは、ヤン監督の手腕であろう。
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あれほど純朴にアイスクリームを食べていたソナが、時を経るごとに表情に柔らかさがなくなっていく姿に辛い気持ちを持たざるをえない。
国家政策の下に行われる教育による社会化の負の側面を強く感じながら、…
13歳になったソナが口の中でこそこそっと話した後「撮るのをやめて」と言う。それで10秒ほど無音のブラックアウトが入る。それは冒頭にもある。何を話したかは最後までわからない。しかし素朴に穏やかにピョン…
>>続きを読むソナが可愛すぎる。男兄弟の中で唯一の女の子だったソナに監督は自分を重ねたのだろう。
あどけないソナがだんだん大人になり北の人間として大きくなっていくのは何ともいえない気持ちになったけど、監督に送った…
両親と日本に残った末娘ヨンヒが監督として撮るドキュメンタリー
北朝鮮に渡った3人の兄と家族のもとを訪れた際の映像とともに語られる現実
実際の距離以上に隔たりのある日本と北朝鮮を行き来することは簡単で…