ピョンヤンの道幅が広く画一的な建物が整然と並んでいる様は、あまりにも人工的で落ち着かない気持ちにさせる。
ソナも他の甥たちも純朴でかわいい。
家族仲がよくて温かい気持ちになる。
日本にいたときはクラ…
とても不思議なドキュメンタリーだった。
北朝鮮もそこに住む人のことも、得体の知れないサイコパス軍団だと思っていたし、それだけの国だと思っていた。
でもそれだけではないと、分かる。
国同士は利害関係…
籠の鳥 北朝鮮で生きるということ
まだ幼いソナが叔母であるヤン監督にカメラを止めてという。その時交わされた会話は単にどんな舞台を見たことがあるかという会話だった。ヤン監督はブロードウエイのミュー…
ヤンヨンヒのドキュメンタリー映画。
一つの家族が
国家に分断されたということの意味を考える。
ピョンヤンで暮らす二番目の兄の娘、ソナとその家族を追う。
10代で北朝鮮に渡った息子三人。
1…
この家族のことは、以前ネットの記事で読んだことがありました。
熱心な朝鮮総連幹部の父と、北朝鮮に渡った3人の息子たち。
数十年にわたり二つの国を行き来しつつ、熱心に仕送りを続ける母。
それを記録する…
『ディア・ピョンヤン』では、オトンとオカンのお陰で娯楽作にギリギリなっていたといってもいいが、本作は完全に個人のホームビデオ。それを劇場公開できるまでの作品に仕上げたのは、ヤン監督の手腕であろう。
…
あれほど純朴にアイスクリームを食べていたソナが、時を経るごとに表情に柔らかさがなくなっていく姿に辛い気持ちを持たざるをえない。
国家政策の下に行われる教育による社会化の負の側面を強く感じながら、…