国立映画アーカイブ提供による上映
成瀬の戦後第一作とのことで、これも成瀬作品には珍しい(唯一か?)藤田進が浦島五郎役で主演。
敗戦、新憲法制定、財閥解体と《軍国日本》に替わって《民主主義日本》が…
『浦島太郎の後裔』(1946) シネ・ヌーヴォ。成瀬巳喜男の戦後最初の作品。GHQの検閲で民主主義を謳う作品が増えたがその1本。髭もじゃの浦島五郎の変な叫びが社会を動かすといった変な話。全体にふわふ…
>>続きを読む骨折して最近あまり書けないのだけど、こんなのも撮ってたのねと意外と面白かった。さらに隣のおじさまの感度がよく叫びの度に笑われるので可笑しさが増幅されてしまった。成瀬戦後初作品でGHQ管理下・民主主義…
>>続きを読む東宝、モノクロ、政治、風刺もの
監督、成瀬巳喜男
出演者
藤田進、高峰秀子、山根寿子
菅井一郎、進藤英太郎、花澤徳衛、飯田房江、矢の島ひで子
(文学座)
青野太郎、龍岡晋、中村伸郎、三津田健、宮口精…
髭と絶叫が民主主義と何の関係があるのかさっぱり分からない。高峰秀子をバーバラ・スタンウィックにしてキャプラの群衆('41)を模したのにソ連のプロパガンダ映画みたいになってしまった。日本幸福党のパーテ…
>>続きを読む特に成瀬らしさはないけど、、「ハーアーアー」と雄叫びをあげて戦後の民主主義を謳うルンペンで自称・浦島太郎の末裔こと浦島五郎、藤田進しかできない&やらない朴訥すぎるいつものキャラで最高。叔母のジャーナ…
>>続きを読む藤田進(浦島五郎)
高峰秀子(龍田阿加子)
山根寿子(豪田乙子)
菅井一郎(唐根 大権威新報社長)
進藤英太郎(黒原 日本幸福党総裁)
花澤徳衛(放送員)
飯田房江(放送員)
矢の島ひで子(女代議士…
アメリカ映画の影響色濃い。個性的な映画ではあるが、内容は薄い。たまに成瀬の才能が見え隠れして嬉しい。ロケ撮影はある意味ネオレアリズモだか、内容は真逆。とはいえ、キリッとした杉村春子、この映画で婦人記…
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