自由学校の作品情報・感想・評価

『自由学校』に投稿された感想・評価

なんとも掴みどころのない不思議な感触の映画で渋谷実が戦前のモダンなスタイルから戦後の不条理なまでに冷たいノワールのスタイルへと変貌を遂げる過渡期の一本というあたりが妥当な評価になるだろうか。

なん…

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4.4

無断で仕事を辞め妻の逆鱗に触れ追い出される夫。

自由を求める夫と働き者の妻。

お馴染みの役者達の珍しいキャラ付けが面白い。ナヨナヨ佐田啓二、アプレ娘淡島千景…特に笠智衆のパワー系キャラには驚…

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獅子文六の原作を斎藤良輔が脚色渋谷実が監督した。
獅子文六の原作を大映、松竹が競作、封切り日も同じ日だった。大映版は吉村。新藤兼人のコンビだった。軽快さでは本作が楽しい。

獅子文六原作、斎藤良輔脚本、渋谷実監督の黄金トリオ「てんやわんや」に続き破天荒な滑稽喜劇はまたも炸裂した感。叔母田村秋子、叔父三津田健の明治世代夫婦が、最も卓越しており、三津田が髭を剃る百面相の顔に…

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和製英語「ゴールデンウィーク」がこの作品の上映きっかけとは…驚いた。

笠智衆さんが女を襲うシーンが珍しかった。息子さんによると実は下ネタも言ったそうで、エピソードもなかなかなストレート。でも笠さん…

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3.0

〖1950年代映画:小説実写映画化:人間ドラマ:松竹〗
1951年製作で、獅子文六の小説を実写映画化の人間ドラマらしい⁉️
同時期に大映でも同タイトルの映画が封切られ、5月にどちらもヒットしたことか…

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佐分利信(南村五百助)
高峰三枝子(南村駒子)
三津田健(羽根田力/南村のおじさん/太鼓担当)
田村秋子(羽根田銀子)
淡島千景(藤村ユリ)
杉村春子(堀芳蘭/芳蘭女史/トンビ担当)
佐…

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東京に出てきて仕事ばっかしてる感があって、
それが嫌で、コロナ自粛の間に考えて、ひとまず故郷に還り、転職目指すも生活は安定せず、また東京の元の鞘に戻っている自分に重ねて見ることができた。ホームレス生…

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3.5

【戦後の燃え尽き症候群】
「ゴールデンウィーク」は映画用語として知られている。1951年の5月に同じ原作の作品が同時公開され、どちらも興行収入が良かったことから映画宣伝用語として生まれたと言われてい…

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面白い獅子文六の原作小説を、コンパクトにではあるが、かなり忠実に映像化している。

主人公夫婦の佐分利信・高峰三枝子をはじめ、キャスティングが素晴らしい。佐田啓二のなよなよしたコミカルな役も見ものだ…

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