自由学校の作品情報・感想・評価

「自由学校」に投稿された感想・評価

口うるさい完璧主義の妻と、のんびり屋の亭主。
亭主が家出して、何人かの男性に言い寄られ、まんざらでもないが、完璧な(理想の)紳士なんているわけがない。
一方、亭主は、妻の煩わしさから自由を求めて家を出たはいいが、「自由」なんて皮肉でしかなかった。
姪のユリとその婚約者・隆文の自由を求める青臭い言動が良かった。
対照的に、達観している叔母の銀子も良かった。
すがる妻と脱力する亭主のシーンが味わい深い。

笠智衆のめずらしくバイオレンスな漢らしさを見て笑ってしまった。
「自由」を求めて家出した夫はホームレスになり、残された気が強く英語もできる利発な妻は男にもてる。
豪華キャストの軽妙洒脱な会話でテンポよく進むんだから面白くないわけがない。
ラストは「笑い」と「涙」が同時にこみ上げてくる複雑な感動を味わった。
旦那の言動すべてにイラつくヒス主婦必見の一作。
キャピキャピとした淡島千景は尊い。
ラストで夫婦の立場が逆転するとは
…(^_^;)面白かった。此の作品を見ながら思ったこと、それは私も一緒に「ハマ」でうまい中華を食べて見たいなぁ。それもユリーか、南村のおば様の奢りで(^w^)でもかなり高い確率でとんでもはっぷん!!って言われちゃいますね(^w^)かなり図々しいなぁ私(^_^;
青二歳

青二歳の感想・評価

4.4
さぶりん可愛えぇ。何あのサイケ柄パンツ。高峰三枝子のヒス芸も最高。佐田啓二のオネエ芸…!"虹いくたび"川口浩隊長のオネエに次ぐ衝撃。そして東野英治郎はなんて乞食が似合うんだ。大番のチャップリンさんさながらどことなく乞食紳士。志を胸に秘めたホームレス生活。うーん様になるなあ。さらにまさかあの場面で笠智衆のパンチとは思わなんだ。あげく"燻製のニシン"みたいとはひどい言われよう。

GHQ検閲下は未来志向の前向きな作品が多いけど、戦後民主主義の説教くささがあって白ける脚本も目立つ。でもこの作品の大らかさとアイロニーはいいですね〜素直に観れます。松竹v.s.大映対決で大映の吉村公三郎版もみたい!どっちもDVD化希望。

傑作
とんでもはっぷん。ネバー好きとか、当時の流行した言葉が出て来て面白かった。
2015/6/29「渋谷実のおかしな世界」@シネマヴェーラ渋谷