障害のあるもの同士。
女優さん、こんな難しい役を一切の誇張も違和感も感じさせず名演技すぎる
不潔でうねうね歪んでおままごとみたい、動物めかしい、健全さでも測れない、されど愛。(愛着??)
すきな…
イ・チャンドン監督『オアシス』(2002)
共に侵犯していく、愛の領域へー
わたしにとっての良い映画、良い芝居とは何か、の全てが詰まっている。考えさせらる。まずひとつに「脱中心化」。芝居。おそら…
起こる展開は苦しいものばかりだけど、後味は少し希望の持てるものだった。
2人の始まりの気持ち悪さが凄まじい。もうただの暴力。
2人だけの時はその辺にいるカップルとまるで変わらない。側から見れば…
強姦のシーンは気持ち悪く、犬肉スープ食べて精力つくのは理解不能すぎる上に、一目で演技と分かるくらい、障害者を演じるムンソリの役が誇張しすぎで若干の嫌悪感を抱くが、それらを踏まえても良い作品だった。
…
社会との隔たりがある2人はすぐに打ち解ける。
(乱暴さには驚くが)女性として扱われたことが嬉しかった。
"普通"に憧れて、日常的な場面にこそ妄想が捗る。
彼との二人の時間こそ、彼女にとってのオアシス…
このレビューはネタバレを含みます
通過点の恋は愛には程遠く現実的ではない。
幻想で終わるとわかっていたから、感情の正体を言葉にするのは難しい。
“こう伝えられたらうまく行ったのかな”と。
この映画は私的にそんな時間を思い出させて…