初見。
尊厳を持っていても、それが自覚出来なくて表現方法も分からなくて、どうしようもなくもがく少年の話。
だから鷹に憧れて夢中になったのか。
ペットじゃない、姿を見させてもらってる。ってセリフが良か…
ケン・ローチ監督の名作と聞いて
「少年の日の思い出」系の映画は好きなジャンル
労働階級のイギリスの少年のおそらく1.2ヶ月程度にフォーカスしたストーリーだった
印象的なのは、モラハラえぐい
…
陽の当たらない
貧困層の渇いた暮らし
怒りを孕んだ社会への態度は
初期から何も変わっていない
「尊厳を感じる」
関心を持ってくれたとき
人は少なからず高揚を覚える
鷹は優雅に舞いながら
ビリーに…
この頃からぶれないケンローチだった。
当たり前だけど、どこの国、どんな家庭に生まれるかで人生決まってしまうよなぁ。
粗雑な家庭環境、体罰当たり前の学校、子供時代は短く、すぐ働きに出されてしまう。…
貧しさを理由に学校では同級生や教師から、家では兄から、理不尽な扱いを受け続けるビリー。彼にとって唯一の外の世界への希望であり、心の支えとなったのがケスだった。
『わたしは、ダニエル・ブレイク』のよう…
なんとも救いの無いラスト。
労働者階級に生まれた子どもは夢を見ることも難しいっていう現実。
主役のビリー君も結構ダメっ子だし、低賃金の炭鉱で働かざるを得ないっていう悲しい境遇のお兄ちゃんも可哀想で、…
「教師をはじめ大人は僕ら生徒に興味を持っていない」というビリーの台詞。しかしビリー自身も他人や社会への興味がない。それどころかハヤブサの飼育に心を奪われ、万引きなどの素行の悪い生活を続けている。しか…
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