現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

主人公三人を通してあの時代の空気をそのままに性に悶える最下層の青年たちの悶々っぷり生々しく描かれるけれど、彼らにあまり共感できないのは演出を通して監督の「ピンクを見る若いやつはこんなのばっかりだろ」…

追い詰められて暴力にそして死にむかう必然的な運命が行動と結び付けられていていいね

若松さんや周辺はどうしても現体制への反抗心が見え隠れするからそこに詰まるとそこまで
ただ一歩そういう制度から開放さ…

世間に馴染めない青年たちの姿はいつの時代も変わらない。金もSEXも覗き穴から見える微かな光でしかない日常。すぐに暴力に向かっていく思考は全く擁護できない身勝手なものだけど、最後に警官に拳銃を向けるシ…

これはある意味、暴力的で陰惨な『ストレンジャー・ザン・パラダイス』という印象を受けた。最下層の青年三人組が小田急線に乗り網走まで逃避行する過程を淡々と綴ったロード・ムービーのような感触がある。

若…

傑作。1969年の新宿、どこにも行けない何にもできない田舎者ノンポリ童貞3人組。言うこともやることも最低でどうしようもないのだが、それでも順番にこの世とおさらばしていく彼らは哀しい。「社会に殺された…