胎児が密猟する時の作品情報・感想・評価・動画配信

『胎児が密猟する時』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

限られた空間、限られた登場人物で手際よく作られた72分。胎児とは男自身で、サディスティックでありながらもマザコンで反出生主義、ただし冒頭で旧約聖書のヨブ記を引用していることから、そのことに男自身が苦…

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3.0
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子供を産まないことを選択した男が妻と対立し出ていかれ、その後妻にそっくりな女を監禁し暴行する話。反出生主義と母親への歪んだ依存心。
takeit
-
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閉鎖空間×サディズムでソドムの市がよぎる
ワイドスクリーンで間伸びしないように、戸枠とかで人物を区切るのも閉塞感促進してる

冒頭の雨の放水感というかDIY感溢れすぎ

暗い室内でゆらめくあの謎の照…

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監禁劇とでも言うのでしょうか?
とても面白いポルノ映画だった。
密室劇として普通に面白かった。
EDを拗らせたサラリーマンがずっと最悪でした。
[1 2024/08/24 3.7]
群青
3.6
映像表現として斬新で挑戦的。

マザコンで屈折した半出生主義の男の心情はよくわからなかった。
若松初期の代表作の1本。本作の密室、不能、監禁を経て、『犯された白衣』『処女ゲバゲバ』へと疾走する、そして『赤P」へと向かう。助走期間の1本でもある。
3.6

「胎児が密猟するとき」とても意味深で魅力的なタイトルだ。
男が女を密室に監禁し、暴力を振るい続けるという分かりやすい展開だが、"胎児=主人公の男"という歪んだ人間性がこの作品の肝である。

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3.8

不能の男が女性を監禁して虐待するというストーリーは悲惨だし、台詞の数々も足立正生らしい観念的なものばかりなのにそれが鼻につくことがなく映画としての完成度が高いのは全盛期であった若松孝二監督の卓越した…

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呈示される顔が痛烈な印象を残す映画だった。時として特殊効果を交えながら。

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