壁の中の秘事の作品情報・感想・評価

壁の中の秘事1965年製作の映画)

AFFAIRS IN THE WALL

製作国:

上映時間:74分

ジャンル:

3.5

「壁の中の秘事」に投稿された感想・評価

ピンクにも拘らず、ベルリン映画祭にその年の日本映画代表として正式出品されてしまい、良識派から「国辱」呼ばわりされた初期の有名作だが、正直思ったほどでは無かったな。面白くなってきたところでばつんと終わってしまうし、個人的にはあの主婦の暴走をこそ見たかった。
近親相姦のシーンが出色。血の繋がった姉ちゃんをエロいパーツの集合体としてしか見れなくなった感じが、細かいカット割りで巧く表現されていて恐ろしかった。あと、あの『自殺サークル』でも出てきたけど、巾着って言うの? 衣服で顔覆ったりすんの。アレ恐いな。苦手だわ。あの状態でボコボコ殴ったりして極悪過ぎると思った。あんなん絶対したらアカン。

特典音声のラジオでの対談相手は三上寛。警察学校中退らしい。ウケるw
まぁ

まぁの感想・評価

3.5
息苦しい…(^^;; そして…生々しい…(^^;;

タイトルの「壁の中」…この作品では、
「団地」を…表していて…。
その「団地」の出来事を…描いている…(^^;;

昭和30年代…高度成長期…
男性は外で働き…女性は専業主婦として家を守る…そういう時代…

四方八方…壁に覆われて…外にも出れなかったら…やっぱり気が変になる…というか…狂ってしまっても…仕方ないかな…(^^;;

ある主婦は…夫の留守中…情事(不倫)を重ね…
浪人生の男性は…望遠鏡で…他人の「家」を覗く…
…この2人の結末が…ショッキング過ぎて…
「えっ‼︎」…って…

余韻に浸る間もなく…エンディング…(^^;;

閉塞感、息苦しさ、孤独、寂しさ…そんな
人間の感情が…上手く表現されていたと思う…(^^;;

…苦しかった〜(^^;;

一つ歳を重ねた今日…何故、この作品…(笑)
…私も専業主婦だから…この作品、共感出来る部分は…少しだけ…あった…(笑)

さぁ〜気持ちを切り替えて…☆
午前中は…劇場へGO〜(笑)
KICCO

KICCOの感想・評価

3.5
お?お?お?
思ってたよりピンクちゃうね。
期待し過ぎたかも(笑)
スタイルで凄い若松監督作品。内容は面白いところもあるけど個人的にそんなに楽しくなかったね。この作品のあとのもっと過激なやつの方が好き!
mato

matoの感想・評価

2.8
閉塞的な環境に置かれた団地住人たちのフラストレーションを描いた群像劇。

住む場所が狭いと心まで狭くなってしまう。四方を壁に囲まれた箱に押し込められた人間たちの心情がヒシヒシと伝わってくる。

画面から漂う欲求不満のムラムラ感はすごい。封建的な旦那のもと外に出られない主婦、親に過度な期待を負わされた宅浪生など、どれも成人向け漫画の題材になりえそう。
団地に居住する人々の、悲喜交々の種々相を描いた人間ドラマ。「コンクリートの壁に囲まれた生活は、平和な監獄にいるようなものである」という、若松監督の哲学が濃縮されている。

簡単に説明すると、血気盛んな年頃の時分に感受しがちな、「理由はわからないけれど、壁を殴りたくなる」という精神状態を、1965年当時の時流を反映させて描いている作品。物語は、酸いも甘いも噛み分けた中年同士の不倫カップルと、学業と覗き行為に勤しむ童貞浪人生の視点によって進行する。

不倫も覗きも「単調な暮らしから脱したい」という切なる思いから生み出された行為だということは自明の理なのだが、登場人物たちは新しい刺激をどんなに重ねても、底知れぬ不安感と寂寥感に見舞われる、負のスパイラルに陥っている。ラストシーンでの浪人生の八つ当たり行為には、同調したくないのに同調できてしまうという、本当に厭な気分にさせられる。

「古きよき時代なんていうフレーズがあちこちで使われているけれど、古きよき時代なんて本当にあったの?」という問いに答えてくれる、唯一無二の傑作。