◎ ピンク映画がまだアンダーグラウンドだった時の自爆テロみたいな作品
もやもやした覗き魔の浪人生
闘争に敗れた不倫団地妻
ハイカラな奥さん、、、
当時の政治性が違和感なく映画に落とし込まれてて雪崩を…
これが噂の国辱映画
密室で注射するところで寿保監督の作品に出てきた描写を思い出した
生きやすさと生きづらさを感じる
ゲバゲバは広大な密室だったけどこれは本当に四方がコンクリの本当の密室
この時代の子…
このレビューはネタバレを含みます
今ここにある秩序の外側に出て行くことができないという閉塞感(というか絶望感)。性的なものや暴力でさえそうで……という話だと思うんだけど、同時にある種の遂行的矛盾があるような気もしなくはないというか、…
>>続きを読む何故人は一人でいられないのか?
何故人は何もしないでいられないのか?
そして、何故人は時間を持て余した際にエロに走るのか? ・・・といった根源的な問いに溢れた作品だったように思う。
メインのピーピ…
このレビューはネタバレを含みます
団地という名の平和な空間が次第に閉鎖的で歪な空間へと変化していく様が鋭く描かれている。
共産主義も平和運動も空しく聞こえる今日この頃。
いったい人間と社会の行く末はどうなるのだろうか。
脚本を書い…
壁の中に蓄積されたフラストレーションは団地の中で幽閉されて行き場を失い、いつ爆発するかもわからない危険な状況を作り出す。誰もが情緒不安定、どうにもならないというのに真っ新な環境の変化を望んでいる。渇…
>>続きを読む団地の中、部屋は壁に囲まれていて、この壁がいつ崩れ落ちてくるのかが分からず不安なのだと口にする女性。かつては社会活動家だったという。有閑夫人の自殺、スターリンの肖像。陰惨な殺人も、新聞の小さな領域を…
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