お盆の間だけでも愛してほしい。世のむごい仕組みに抗いよく自害したとなぜ褒めてくれない。骨と皮の蒼い肌で脚が無くなり宙に浮かぶ。虫と風と下駄の足音。闇の底まで響く声。一緒に黄泉の国で暮らしましょ。
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このレビューはネタバレを含みます
恥ずかしながら牡丹燈籠の話をぜんぜん知らずに見ました
「ありがとうございます。私どもの燈籠でございました」
というお米さんのセリフ怖かった。まさかそのままの意味だと思わなかったので……
あと気が…
夏の暑い盛りに少しでもひんやりする事を期待して鑑賞。結果、ひんやりというよりもお盆時期の灯籠流しなど風情を感じた良作だと思った。
主人公は武家の三男で次男が亡くなり地方の名士から嫁いだ嫁、菊の扱いに…