嗤う伊右衛門の作品情報・感想・評価

「嗤う伊右衛門」に投稿された感想・評価

あずさ

あずさの感想・評価

3.2
その昔、夏目漱石が「I love you」を「我汝を愛す」と略した生徒に「日本人はそんな図々しいことは直接言わないものだ。月が綺麗ですね、とでも訳しなさい、それで伝わるから」と窘めたというのは有名な逸話。
この映画を見るたびに、私にはお岩の「うらめしや」という言葉が「I love you」に聞こえるような気がして、その逸話が思い出されるのです。この怪談をこんな純愛として解釈させるなんて、特異な映画です。
四谷怪談を新たな視点で捉えなおした京極夏彦版四谷怪談
京極マニアなので劇場で
いい役者揃えてこれですか?
原作が素晴らしいから最後まで観れたけど(3度ほど)原作の切なさ感動どっかいってしまったよ!˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚
小雪は役にピッタリ!六平直政の怪優振りが唯一の救いか?原作に対しての点数としてのプラス4.0点です。映画自体は1点しかあげられません
最初は上映時間も長いし、見るのに躊躇していたが、冒頭から蜷川ワールドの引き込まれてしまいました。
小雪の凜とした演技はよかった。
みや

みやの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

家名断絶の危機にある民谷家に浪人・境野伊右衛門が婿入りし、疱瘡のために顔が崩れている岩を不器用ながらにも愛し続けた悲恋の物語。
四代目 鶴屋南北「東海道四谷怪談」と「四谷雑談集」を下敷きに執筆された京極夏彦の同名小説が原作。随分前に既読済。

2回目の鑑賞だが、ほとんど覚えていなかった。
「魔性の夏 四谷怪談・より 」を観たばかりだったので、伊右衛門のあまりのギャップに驚く。
京極版伊右衛門の方が異色なのだとは分かっているが、こちらの方が好き。

前半は伊右衛門も岩も不器用なので言葉が足らず、「なんで喧嘩してるの?」「なんで仲直りしてるの?」と疑問に思うことも多々あった。
途中で離縁してから、一気に面白くなる。
人間関係の絡み合いやすれ違いが上手かった。
流石。

とにかく岩役の小雪が美しい。
顔の半面が醜いからこそ美しさが際立つ。
凛としてかっこよかった。
故蜷川幸雄氏の隠れた名作

やはり舞台演出家の作品なので

言葉の使い方が秀逸

四谷怪談をモチーフにした
恋愛モノです。

ご一見あれ
雰囲気はあるけど、所謂「怪談映画」とは違うから、ホラーを期待すると大きく肩透かしを食らう。
稀代のクズ人間であるハズの民谷伊右衛門が良い夫として描かれている事への違和感が凄くてそれを受け入れられないまま終わってしまった感じ。
京極夏彦原作でセカイノニナガワ監督だからやや大衆的になってしまうのは致し方なしか。

兎にも角にも小雪が最初からあの特殊メイクながら美しさ衰えず、それが一番恐ろしい。
rodegin

rodeginの感想・評価

2.8
表現がおどろおどろしい所が良かった。
でもお話が唐突な所があり興醒めする所もあり少し残念。
四谷怪談のような純愛物語。ホラーではありません。グロいけど。

岩は容姿じゃなくて正しすぎて、みんなが怖がるのは少し分かる気がする。

純愛って少し間違うと狂気にもなると改めて感じたし怖い。
狂気に取り憑かれた人が何人もいるけどあまり理解できない。

展開が早すぎる箇所があって脳内で補完しなければいけないので、そこは微妙だった。
みやり

みやりの感想・評価

2.8
終始怪しげで雰囲気はあった。場面がポンポン展開して話が入ってこなかった。登場人物が突然自分語りしたり、夫婦がお互いに心を開くのも、ウメとのことも突然だったし、心の機微が伝わってこなかった。時々鳴るオルガンが映像と不協和音を生み出していてそれはそれでよかった。ところどころチャチかった。2003年ならもうちょっと何とかなったんじゃないか。
最後のシーン無駄に長い。
sugenon

sugenonの感想・評価

3.1
岩と伊右衛門はじめ皆の台詞の抑揚がとても耳に小気味良く、2時間魅入ってしまう。また夫婦って良いな、なんて改めて考えさせられる。
小雪の美しさと椎名桔平のイヤラしさが際立つ作品でもあるね