嗤う伊右衛門の作品情報・感想・評価

「嗤う伊右衛門」に投稿された感想・評価

最初は上映時間も長いし、見るのに躊躇していたが、冒頭から蜷川ワールドの引き込まれてしまいました。
小雪の凜とした演技はよかった。
みや

みやの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

家名断絶の危機にある民谷家に浪人・境野伊右衛門が婿入りし、疱瘡のために顔が崩れている岩を不器用ながらにも愛し続けた悲恋の物語。
四代目 鶴屋南北「東海道四谷怪談」と「四谷雑談集」を下敷きに執筆された京極夏彦の同名小説が原作。随分前に既読済。

2回目の鑑賞だが、ほとんど覚えていなかった。
「魔性の夏 四谷怪談・より 」を観たばかりだったので、伊右衛門のあまりのギャップに驚く。
京極版伊右衛門の方が異色なのだとは分かっているが、こちらの方が好き。

前半は伊右衛門も岩も不器用なので言葉が足らず、「なんで喧嘩してるの?」「なんで仲直りしてるの?」と疑問に思うことも多々あった。
途中で離縁してから、一気に面白くなる。
人間関係の絡み合いやすれ違いが上手かった。
流石。

とにかく岩役の小雪が美しい。
顔の半面が醜いからこそ美しさが際立つ。
凛としてかっこよかった。
故蜷川幸雄氏の隠れた名作

やはり舞台演出家の作品なので

言葉の使い方が秀逸

四谷怪談をモチーフにした
恋愛モノです。

ご一見あれ
雰囲気はあるけど、所謂「怪談映画」とは違うから、ホラーを期待すると大きく肩透かしを食らう。
稀代のクズ人間であるハズの民谷伊右衛門が良い夫として描かれている事への違和感が凄くてそれを受け入れられないまま終わってしまった感じ。
京極夏彦原作でセカイノニナガワ監督だからやや大衆的になってしまうのは致し方なしか。

兎にも角にも小雪が最初からあの特殊メイクながら美しさ衰えず、それが一番恐ろしい。
rodegin

rodeginの感想・評価

2.8
表現がおどろおどろしい所が良かった。
でもお話が唐突な所があり興醒めする所もあり少し残念。
四谷怪談のような純愛物語。ホラーではありません。グロいけど。

岩は容姿じゃなくて正しすぎて、みんなが怖がるのは少し分かる気がする。

純愛って少し間違うと狂気にもなると改めて感じたし怖い。
狂気に取り憑かれた人が何人もいるけどあまり理解できない。

展開が早すぎる箇所があって脳内で補完しなければいけないので、そこは微妙だった。
みやり

みやりの感想・評価

2.8
終始怪しげで雰囲気はあった。場面がポンポン展開して話が入ってこなかった。登場人物が突然自分語りしたり、夫婦がお互いに心を開くのも、ウメとのことも突然だったし、心の機微が伝わってこなかった。時々鳴るオルガンが映像と不協和音を生み出していてそれはそれでよかった。ところどころチャチかった。2003年ならもうちょっと何とかなったんじゃないか。
最後のシーン無駄に長い。
sugenon

sugenonの感想・評価

3.1
岩と伊右衛門はじめ皆の台詞の抑揚がとても耳に小気味良く、2時間魅入ってしまう。また夫婦って良いな、なんて改めて考えさせられる。
小雪の美しさと椎名桔平のイヤラしさが際立つ作品でもあるね
えりみ

えりみの感想・評価

4.2
WOWOWの蜷川幸雄監督特集で。
監督には興味なし、小雪目当てで録画。
しかしまさかのお岩さん( ̄ロ ̄lll)
四谷怪談とちょっと違うな、と思ったらエンドクレジットに京極夏彦の名前。原作は泉鏡花文学賞を受賞とか、納得。
がっつりホラーやなくてよかったけど小雪の顔が最初ッから疱瘡という・・・それでも綺麗やから凄い。気性は激しいしもうめっちゃタイプ♪
伊右衛門役の唐沢寿明だけめっちゃ顔色悪いw
「杉原千畝」より10年以上も前に夫婦役やってたのね、この2人。
椎名桔平が90年代のイカレた色っぽいキャラが復活しててエエ感じ。
でもMVPは池内博之に。
香川照之と六平直政が半裸でイチャイチャするというお仲間向けとしか思えないシーンもあり。
時代劇のままで終わらせへんのか~い!というオチは気に入らんけど蜷川幸雄っぽいのか(知らんけど)。まさにEternal Love
好みのキャストばかりだったということもあり思った以上に良かった。


「青の炎」も録画したんやけどあれは10分くらいでgive up.
そもそも「青い春」やと思って録画したので・・・
橘

橘の感想・評価

3.5
録画を観ました。京極さんの原作は昔々に読んだので、いい感じに新しく観られました。小雪さんの、凛としたお岩さんが悲しく美しくて惹かれます。悪い椎名桔平さんのせいで離れ離れになったお岩さんと伊右衛門様の、川での、うらめしや、のシーンが好きでした。これは純愛なのだな。椎名桔平さんのラストの、泥が、が唐突で、これは原作を読んでないと分からないのでは…と思ってしまいました。なんだか薄っすらこれは覚えてます。グロテスクではありましたが、悲しく美しい四谷怪談でした。
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