毒を食らわば皿まで
主人公は殺された相棒への復讐のために深みへとはまっていく…
人物同士の関係はわりと淡白で、正直そこまで感情移入しない。意図して冷たく哀愁漂う世界を描いているんだと思う…
執念と狂気の大捜査線
いつも"狼たちの午後"とごっちゃになる一本。フレンチコネクションとはまた一味違う刑事ものをフリードキンは生み出した。
"一線を越える"。それを見事に映像化していた。
何と言ってもカーチェイス。ストーリーとしてもそこからギアが入って突然面白くなる。逆に言うとそこまでは結構退屈。
最後の撃ち合いはどう考えても主人公達の不手際。他にやりようがあっただろうともやもやする…
アドレナリン中毒の連邦捜査官である主人公の「型破り」という言葉では足りない、ほとんど破滅的な捜査が印象的な一作。
相棒を殺された復讐に偽札造りの親玉を追うというシンプル極まりないプロットの映画だが、…
今じゃ珍しくなった?刑事が走り回るタイプの作品。
シンセポップな劇伴など80年代感はありますが、そこはなんといってもフリードキン作品、
中身は80年代的軽さのほとんど無い、重くて湿度の高いバイオレ…