キング・オブ・ニューヨークの作品情報・感想・評価

「キング・オブ・ニューヨーク」に投稿された感想・評価

凄すぎる…
クリストファー・ウォーケン

VHSしか手に入らなかったので画質最悪で、全体に暗すぎなんだけど、ウォーケンのクールさが怖い。
28

28の感想・評価

3.6
出所早々、いきなり踊り出すウォーケンにこの作品のただ者ではない感を察知。
私もプラザホテルのアジトにリクルートされたい。
ウォーケン、フィッシュバーン、スナイプス、ブシェミ…という、顔の癖がすごい人たちを拝める。
ニュージャックスウィングな世界にも難なくハマるクリストファー・ウォーケン
P後輩

P後輩の感想・評価

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『バッド・ルーテナント』とコインの裏表のような作品。
『ルーテナント』はハーベイ・カイテルが主人公の刑事で、彼は「贖罪」の意識から常にイライラ悶々としていたが、本作のギャングの親玉クリストファー・ウォーケンは違う。
『ディア・ハンター』時のC・ウォーケンは「ウェット・アイズ」と評されていたがこの作品はとにかくドライ。そして彼を包んでいる空虚感が物凄い。
だからか『ルーテナント』に比べて「贖罪」という主人公の心の動きが見えにくい。フェラーラはすごく丁寧に、丹念に演出しているが少し物足りなく感じた。

しかし、良き行動をしたいのだが人殺しをしてしまうという「業」がめっちゃ怖い、なんて映画はA・フェラーラしか撮れない。

DVD(4/13/2015)
フェラーラの中では割とまともで観易い非常にスタイリッシュな作品ながらも「手下は専ら黒人ギャング、罪滅ぼしに自らの使命として反抗勢力撲滅がてらスラム街に病院を建てようとする白人の麻薬王」が主人公というギャング・マフィア映画としてはやはり異色の存在。

ブリンブリンつけたウェズリー・スナイプが連呼する「Mother Fucker!!」の響き、いつだって静かに爆発寸前な緊張感と哀愁を画面いっぱいに充満させるクリストファー・ウォーケンの激渋な凄味に、
フィルムノワール的な様式美を感じさせる冷たく静かな映像、
そしてその静寂が一気に爆発する公然と法を破ってきたギャングたちと公然と法を破る警察たちとのブルーライトに包まれた闇の中での銃撃戦はゴリゴリに流れるファンクチューンに銃声と怒号が重なり合う。
もう超絶クール。

フェラーラ作品、永遠のテーマである「贖罪」
数々の罪を犯し身の回りを破滅へと導いてきた男たちの罪滅ぼしは、
いつだって最期は自らが血を流し、そして破滅していくことでしか贖うことができない。
その姿は何だかたまらなくカッコ良く、何故だかとてもホッとする。

『パゾリーニ』楽しみすぎ。