天狗党の作品情報・感想・評価

天狗党1969年製作の映画)

製作国:

上映時間:102分

3.3

「天狗党」に投稿された感想・評価

2014年1月4日、日本映画専門チャンネルで鑑賞。 
若尾文子出演映画の「未ソフト化」作品。 

自分は、若尾文子出演映画ということで「カラー映画で若尾文子を楽しもう」と意気込んで観たのだが、若尾文子の出演場面は少なく、やはり仲代達矢中心の映画だった。 
ただ、この映画、原作は三好十郎の『斬られ仙太』であるが、山本薩夫監督による時代劇の娯楽作となっており、楽しめるだけでなく、「身分とは、正義とは」などを考えさせられる作品となっていた。 

仙太郎を演じた仲代達矢は、百姓として剣の腕を磨き、天狗党なる世直し党に加わるが、結局は騙されて瀕死の重傷を負うという騙されて騙される役柄であった。 

オープニングは、百姓・仙太郎(仲代達矢)が「100叩きの刑」を受ける場面から。 
そして、顔を上げた仙太郎の顔に、天狗党のタイトルが真っ黒な文字。続いて、スタッフ&出演者も真っ黒な文字なので、非常に読みづらい。ここまで読みづらいスタッフ・ロールは珍しい。(監督:山本薩夫、などは背景ブラックのため、ほとんど見えず…) 

若尾文子は、和服で三味線を弾きながら登場するお蔦という役。 
仙太郎を「仙さん」と読んで、抱き合い、キスして、肉体関係まで… …。

登場シーンが少なくて、何か哀しい若尾文子出演作であった。 

物語は、結構入り組んでいるので、あらすじなどは記さないが、階級闘争などを描いた山本薩夫監督は後年の骨太な作品群に通じる描き方を見せてくれた。
べらし

べらしの感想・評価

3.2
権力の抑圧に対するストレートな怒りを打ち出す力強いオープニングから一転、百姓町人のために立ち上がったはずの天狗党内での階級闘争が描かれる
まあそれもこの監督の持ち味であるからには仕方ないんだけど、もっと「活劇」を観たかった