花と怒涛の作品情報・感想・評価

「花と怒涛」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

電力会社の埋め立て工事の土方に勤しむ菊治
仕事熱心で周囲からの人望も熱い彼が食事当番をしていたところ
何食わぬ顔で焼き芋を摘み食いする初老の男が現れる。
安い賃金で汗水たらして懸命に働く仲間達を想えばこそ
人様の物を盗み食いする姿に怒りを覚えた菊地は男を殴るが
菊地に謝罪しその場を去った初老の男は財界の大物・重山だった。








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          ネタバレになるので
  ↓  作品が気になる方は閲覧しない方がいいです。 ↓







昭和モダン
ノスタルジックな音楽に怪しげなマントの男
障子にしがみつく血染まりの手、破れた和紙から見える顔
オレンジ色と青の回想劇や雪景色と新潟の風景など
清順監督の色は感じられる箇所はあるけど薄目かも。
足を斬られるおしげの姿を目にしながらも
身を潜める菊地にはがっかりしたけど
菊地の男気を見初める重山の寛大さ
愛を貫く芸者・万竜、おしげを見守る居酒屋のおいちゃん
おしげに付き纏う刑事の優しさ
ほのかに感じる周囲の人の温かさが良かった。
(居酒屋のおいちゃん可愛くて好き:高品格さん)


* 色んな方の採点を参考になさってくださいね。
この時期の鈴木清順ほんと好き。
いろんな時代がごちゃ混ぜになってて楽しい。小林旭も川地民夫もかっこいい。ありゃモテるわ。
yuka

yukaの感想・評価

3.8
冒頭から、シネスコを活かした画作りが良かった
小林旭かっこい〜
基本無表情の小林旭がニヤリと笑うときがたまらない。総じてアキラ最高。神がかってる。
外部の対立と内部の対立、殺し屋と警察の挟み撃ちを明確に構造化した脚本が素晴らしいし、川内民夫が倒れるタイミングでの唐突なフラッシュバックもかっこいい。拳銃の登場には笑っちゃったけど、あれが最後に活きてくるのも良かったなぁ。一番好きなのは井戸から釣瓶が落ちるカットです。

今まで観た清順映画の中では固定カメラの使用が一番多かった気がする。
Miver2

Miver2の感想・評価

4.1
やっぱり小林旭の存在感がとても見応えあってカッコ良かったな。
そして野呂圭介の安定ぶりがやっぱり最高。
あと川地民生の存在感も凄く良かったこの作品。

任侠物であの乱闘劇は観ていて面白かったな。
そしてそれぞれの組の思惑や駆け引きの中で繰り広げられるその場面に引き込まれたりと。

小林旭の存在感の凄さを軸にして、その脇を固める方々の演技とその存在感を楽しめたのが良かった。
そして暗い影を落とす中で感じられる、男意気と女心が観ていてたまらなくて、切なくもなったりもしつつ。

何処か影のある物語だったけど、とても粋で人情もあって描かれて行く物語と登場する人たちの魅力もあって、しっかりと楽しめたので良かった。
小林旭をスクリーンで観たのも久々だし、やっぱり良いなと改めて思う事が出来た作品でした。
tk33220

tk33220の感想・評価

4.0
扉とか部屋の仕切りを使った演出がキレキレ。ゴダールみたいなカメラワークも。
赤いマントに仕込み杖の川地民夫のマンガ的インパクト。@映画館