刺青の作品情報・感想・評価

刺青1966年製作の映画)

製作国:

上映時間:86分

3.8

「刺青」に投稿された感想・評価

uemiki

uemikiの感想・評価

4.5
いいいいいいいい

宮川一夫撮影監督
久しぶりに見て
見ていて、これが日本の映画って
感じになれる心地よかった〜
撮影かっこいい色もかっこいい
こんな撮影出来たらいいなぁ
あいにくこれが別に好きじゃない。増村監督作品としてなんとか安っぽいし、物語もキャラクターもどうでもいい・・・「卍」もそうだったから谷崎潤一郎の映画化は僕にはダメかもしれん?他の監督の谷崎小説の映画化の方が好き、池田敏春の「鍵」とか。
若尾文子が増村監督と格闘したと思われる作品で、熱演は感じられるが、自分は物語に共感できなかった。 
どうも自分は、谷崎原作もの(『卍』・『鍵』など)はダメである。
☆☆☆★★

2010年3月22日 ラピュタ阿佐ヶ谷
NaitoMami

NaitoMamiの感想・評価

4.3
若尾文子のキレッキレ具合が見ていて爽快なほど。
想像以上に血みどろな描写が多かったけれど、若尾文子さんの白くて柔らかな肌がまさに理想的な美しい女の柔肌というか 肉付きとかこの世のものと思えないくらいにうつくしくって魅入ってしまった。動く妖艶な芸術品。こんな妖艶な雰囲気の女優さん見たことがなくて衝撃だった。若尾文子さんのとりこになりました。若尾文子さんの肌の白さがものすごく引き立って見えて、その背中に刻まれた女郎蜘蛛の刺青もなんともいえない吸い込まれそうな魅力があった。若尾文子さんがひたすらに色っぽく美しい映画だった。
この若尾さん、抜群に良い!
久し振りに再鑑賞した~い♪
女郎蜘蛛、恐ろしやぁ~(;´Д`)
ルネ

ルネの感想・評価

5.0
1966年。 監督は増村保造。

原作は谷崎潤一郎の短編小説。

使用人との駆け落ちを試みた質屋の娘(若尾文子)が、失敗して芸者として
売り飛ばされるお話。

若尾文子の美しさが神々しい。 背中にあんな蜘蛛の刺青があると、昆虫が苦手な人は萎えると思うので、正常位 or 着衣が良さそうです。

どうしようもなくダメなストーリーが面白いし、若尾文子を観てるだけでも結構楽しい。身体のラインがヤバいし、映し方が見事です。

原作と全然違うので、そこにもビックリでした。

毒々しい女郎蜘蛛の刺青のクオリティが高くてとても美しい。若尾文子の肉付きの良い背中と腰のラインの柔らかさと女郎蜘蛛の物々しさのコントラストが印象的。

蜘蛛を彫ってからみるみると悪魔度が増して行く若尾文子とそれに惑わされ騙され魂を吸い取られて行く周りの男達、まさしく冒頭の絵画で暗示された通りだった。

しんさんの狂い様が凄まじく、最後は愛情と憎悪の臨界状態の如き感情に呑み込まれて思いもよらぬ行動をとっていた。

山本學演じる彫り師の存在は、時に背筋が冷ややかになる様な気持ちの悪いものであった。

彼のラストの厭な台詞と行動は素晴らしく、死体が三つ並んだ状態で静かに時間が経つ所は特に良い。

増村保造監督は本当に女性の性的な魅力を映し出すのが上手い…。卑しさが全開のシーンですら女性が美しく映されている。若尾文子の美を完璧に把握し、シーンに応じてそのボキャの中から引用している感覚。
大した事してないのに、あはんうふん言ってるだけで周りの男達を地獄に落としていく若尾文子が圧巻。
しかも、モヤシ野郎の長谷川明男をヒットマンに仕立て上げ、邪魔なオッサン達を殺しまくっていく。
この殺しのシーンが結構生々しく、宮川一夫の重い画面も相まって妙にリアルだ。
あの顔面グリグリは痛い。