十二人の怒れる男の作品情報・感想・評価

「十二人の怒れる男」に投稿された感想・評価

脚本が素晴らしく、友人達に一番、お勧めしている名作。子供の頃、深夜TVで何の予備知識もなく観てみると、たった一人の頑張りで、一人また一人と意見が変わっていく面白さに驚いた。大人になった今、改めて観てみると、現在の日本でそれなりの立場でいる人達が11対1から、ひっくり返ることはあるだろうか?ほとんどの大人は多数派に流され、妥協しながら物事を進めていく。正義を貫き、偏見を打破した主人公の姿に民主主義のすばらしさと人が人を裁く難しさを痛感させられる。特殊効果などを多用した映像が無くとも、人を魅了させることができる素晴らしい映画。
裁判制度における12人の陪審員が密室で話している"だけ"という白黒映画。
これが、凄く面白い!

もし、未鑑賞ならば、一度は見て損はない傑作!

ちなみに、私は三谷幸喜のインスパイアされて作った「12人の優しい日本人」の方が好きです。
観賞後に清々しい気持ちになった記憶があります。
映画の大半を一室で回しているものの、そんなことを気にしないほどのめりこんで観れました

多くの証拠が1つ1つ論破されていくのが爽快
かつ、人の命の重さを節々に感じさせるのもまた好印象

いい脚本といい役者がいれば、いい映画が作れると証明した一作
これは本作唯一の「動かぬ証拠」でしょう
ゆき

ゆきの感想・評価

4.0
一言の重み。

父親殺しの容疑の少年の命をかけた判決の行方は12人の陪審員たちの手の中に。一室の中でのやり取りを描いた一作。

言葉によって紐解かれていく真実。
多数派に立ち向かう一歩と堅実に踏みだす2歩目。
淡々と進む作品ですが、目と耳を研ぎ澄ましてしまいあっという間の時間でした。
緊張感の果てに流れる音楽も秀逸でした。

初めてのモノクロ作品。いつの時代においても共感のおける一作なのでは。
密室で会話するだけなのに物凄く面白い。傑作ですね!
脚本、演技、演出とパーフェクトな映画。密室の12人の男の会話だけなのにエンターテイメント!そこに冤罪、少年犯罪、貧困、人種差別等の現代でも消えない問題が浮かび上がる。最初に疑問を持つ事の大切さ、これが現代日本に最も欠けていることで、まんまネットやメディアの強引な個人への攻撃に結びつく。ヘンリーフォンダが素晴らしいが、それ以外のジャックウォーデン、リー・J・コップ、マーティンバルサム、E・G・マーシャル等他の映画の名脇役でお馴染みの個性的な男たちの演技がリアルで素晴らしい!特に一番最初に賛同する老人!シドニールメットはこれが監督デビュー!以後も狼たちの午後、セルピコ、評決、プリンスオブシティと名作ばかりだ。
nIa

nIaの感想・評価

3.5
評価が高く名作と呼ばれるのも理解できるが、その割には設定に粗が多い
いくら国選弁護人と言えど、これほどの(僕でも引っ掛かるような)穴を見過ごしていたとは考えにくい
真犯人考察は面白いと思った
12人の陪審員。同じ部屋での討論だけの映画。映画を見ただけで疲れる。ぜったい陪審員に なりたくない!100%有罪と確信できる事件は あるのだろうか。殺人者であっても、死刑判決に1票を入れる自信はない。疑わしきは罰せずってことでしょうか。
今年74作目。

有罪側の人間が墓穴掘ってそこを指摘するシーンが何度かあって、めっちゃ痛快やった。
こんな少ないセットでこんなにおもろい映画作れんねんからすごいよなー。
いい映画やった。
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