面白い
安楽死を幇助した女性を裁く裁判を、各陪審員の視点から描く群像劇
人を裁く裁量を持った人間に理性と公平性が求められることを描くのは『十二人の怒れる男』と同じだが、こちらは徹底的にシニカル
最後…
このレビューはネタバレを含みます
愛人が不治の病で頼まれて安楽死させた女の裁判。7人の陪審員が選ばれる。それぞれのバックグラウンド、価値観で判決を下す。遺産目当て、他にも愛人が出てきたなどの固定観念から陪審員は僅かの反対を除いて彼女…
>>続きを読むベルリン国際映画祭金熊賞
ジェニス国際映画祭金獅子賞
薬学研究所の所長代理であるエルザ・ルンデンシュタイン(クロード・ノリエ)は、所長であり彼女の情人であったヴォードレモンが喉頭癌に苦しむのをみて…
「哀れなるものたち」も明日観れないことだし、来週も4~5本くらい金獅子賞受賞作品を観ようと思います。
それにしても金獅子賞受賞作を意識的に観ようってなって気付くのは、もうすでに結構、観れる作品は観て…
陪審員を題材にした作品では、
『十二人の怒れる男』(1954)が有名で名作ではあるのですが、
『十二人~』のラストが割とスッキリと終わるのに対して、
こちらの方はモヤモヤが残り、
鑑賞後により深く考…
「裁きは終りぬ」
本作はヴェネチアとベルリンの両方で最高賞を受賞した唯一の作品です。映画仲間とウォッチパーティにて鑑賞しましたが、これが思ったより面白い。
世界三代映画祭の作品を鑑賞していると、…
【第11回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
『眼には眼を』アンドレ・カイヤット監督の法廷劇。ベルリン映画祭金熊賞も受賞しており、三大映画祭での二冠は史上唯一。
優れた作品だった。とにかく隙がない。陪…
この映画から7年くらいして、12人の怒れる男が作られるんですね。
人は人を裁けないということがよくわかります。でも、何かしなければならない。
ここから70年以上たっているのですね。裁判も、安楽死も、…