12人の怒れる男の作品情報・感想・評価

「12人の怒れる男」に投稿された感想・評価

観ました。

オリジナルと違うところはまずロシアってところ。
そして、かなり時間が長い。
ロシアの踊りとロシアのおじさん達が好きなら観ればよし。
アメリカ版と見比べました。
全体的にロシアは暗いです。
犯行の様子も少し出てきますが真実かはわかりません。
わからないのがいいのかな?
少し中だるみします。

このレビューはネタバレを含みます

体育館の備品を使って犯行当時のアリバイ崩しをするシーンがめちゃくちゃ面白い
2時間40分の大作でシーンはずっと体育館の中だが有罪を主張するラスト1人の男が発した言葉に全員の顔が青白くなるシーンがあり凄く癖になる
室園元

室園元の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

12人の陪審員が、叔父殺しの容疑の少年の、罪の有無を議論する。

以前アメリカ版と、三谷幸喜の版と、高校の演劇版を観た事がある。
随分前の記憶なので良く良く覚えてはいないが、今回のロシア版よりすんなりと理解出来たような気がする。

ロシア版、何回か停止と巻き戻しをしながら観た。どうしても理解出来ない台詞が多々あったからだ。結局、巻き戻しをしても理解出来なかった。しかし、作中の人物たちはその台詞の意図を理解して議論を進めていく。これはロシア人の感の良さから来るものなのか?ロシア人は察しが良いのだろうか?それとも僕の察しが悪すぎるのか?

「法ではない。そこに感情が無ければロシア人は動かない」
ロシアに興味が湧いた。

以前ドストエフスキーの「罪と罰」を読もうと志したことがある。しかし上巻の半ば足らずで諦めてしまった。もう一度トライしてみようかしら。

最後の最後、無罪で直ぐにお終いにしないのは恐れ入った。僕は直ぐに席を立ってしまうだろう。

この作品の台詞の意図を全部理解出来るようになってから人生を終えたいな。だからこの作品は円盤で欲しい。

他の版ももう一度観たい。
(2020.8.24)
三鷹

三鷹の感想・評価

3.5
Sルメット監督作品の「十二人の怒れる男」が大層面白かったので、ロシア版リメイクも気になって見た。
アメリカ版はスラムの貧しい少年の父親殺しの疑い、陪審員たちはアメリカらしい階層・職業に対してロシア版はチェチェンの少年がロシア軍人の養父殺しの疑い。陪審員たちはアメリカよりも審議に対して責任感が少し薄いと感じるくらいのごく普通のおじさん達。
審議が進むにつれて一人一人の身の上がリアルに語られていき、ロシアとチェチェンの戦争も濃い影を落としながら全員一致への評決に物語は進んでいく。
なかなかこれはこれで面白かった。リメイクとはまたちょっと違うとも思えるくらいアメリカ版よりも「人間」や「人生」に重きをおいた作りになっている。2時間40分の長尺なのはこんな理由があった。
「十二人の怒れる男」を見たら是非これもおすすめ。
み

みの感想・評価

3.0
長い。ひとつの部屋で繰り広げられる議論を約160分ってふつうに長い。

オリジナル版の方が断然おもしろいけど、ロシア版は最後の最後でそこまで考えてなかった..って意見が出るのはベリーグッド。あと体育館だから広い。再現(?)実験(?)するときも広く使えるのいいよね。殺してやる!のナイフのシーンはちょっと狂気を感じるくらいにはいい演技だった。

被告の少年の過去が入ってくるのがいちばん違うところかな?
葉柏

葉柏の感想・評価

3.9
アメリカ版が観たかったんだけど、何故かロシア版しか置かれていなかった。

長くて ほぼただの会話だったので何度かうんざりしたけど、たった一室なはずなのに それ以上に広く、違う場所とも錯覚してしまいそうな描き方に感動した。

本当の正義とは何なのか。根まで腐りきった社会を放って見ない振りをするのか。
人間の核心や社会の本質を批判していて、好きなタイプの映画だった。
結構前にこのロシア版を見ていたのに間違えてアメリカ版をMarkしていたみたいです。なので思い出し感想です。

アメリカ版は裁判所の一室で、ロシア版は学校の体育館で判決を下します。アメリカ版と違うのはそこくらい。

ただバカ長い。アメリカ版は90分くらいで見やすかったけど、こっちは160分。結構見てて辛かったのは覚えていて、しかもどうでもいい様な話も盛り込んで来て本当にダラダラとした会話劇でした。

明らかにアメリカ版の方が面白いし、こっちは二番煎にしか思えません。見るなら断然アメリカ版をオススメします。
tori

toriの感想・評価

3.8
みなてんでんばらばらに自分のことばかり言っている
イタリーのコメディっぽいノリが突然ヒューマンな展開に

この映画の直前にユダヤ人モノを観ていたので、ユダヤ人の賢い考え方に
流石!と唸ってしまった

時間ばかり気にして心ここに非ずの陪審員を始め不真面目の陪審員の面々
一人の発言をきっかけに有罪が無罪にオセロのようにひっくり返って行く

適切な人が選ばれるか、忖度して周りに意見を合わせてしまわないか等々
陪審員制度で人を裁くことの危うさにも気づかされる
どうしてもオリジナルと比べてしまう
テンポがあまりよくなく、長い
テーマが裁判を通してロシアの現状に迫っているのはよかったが、そのせいか少し難解で陰鬱な印象を受けた
>|