おじいさんがそこに住んでいる
街は海で埋もれてしまいそうだ
海が街を埋めようとするなら
おじいさんはそれにも負けず
いつものように家を上へ上へ
レンガを積み上げて新たな家を作る
ある日
お気に…
地球温暖化の問題提起としても、孤独なおじいさんがこれまで歩んできた道のりを振り返り、再起する物語としても、ズルいくらいによくできた設定だった。
水位が上がるたびに家を積み上げていくおじいさんの姿は、…
大切なひとがいなくなったとき、形あるものとして、どれだけそのひとの面影が残っているんだろう。
ありふれたものたちに、どれだけ大切なひととの思い出を想起することができるんだろう。
写真はどうか、た…
けっこう生きてきた気がしてたけど、このおじいさんからすると私なんてまだまだ序章で
これからどんどん積み重なっていくんだなあ
どのページにも味わいがあるような歩み方をしたい
記憶の扉を遡って開けていく…
ナレーションなしverを視聴しました。
あらすじは割愛しますね。
浮かんでいく海面、過去を遡ると共に海の中に深く沈んでいく描写が本当に美しい。絵のタッチも相まってか、失われた過去への静かな追想が幻…
短編アニメーション映画。
柔らかいタッチや色合いと、穏やかな音。キセルを噛む音、カトラリーやグラスの音、水の音etc.
キセルを拾いあげるカットから、これまでの部屋へ潜って遡り、人生を振り返る演出が…
「積み上げた過去が今を肯定する」
セリフ無しで進む12分間の短編作品。
水没した街で家を増築しながら生きながらえているおじいさんの話というかなり独特な世界観でありながら、
「積み上げた過去を振…
作品の端々に温もりを感じる。心が疲れてしまった時に見たくなる映画。
中学生の美術の授業の時に鑑賞してからというものずっとこの映画の虜です。
記憶の経年を建物の階層で表現していてとても面白い。人や…