まさに『ゆれる』って感じの映画。
物語の重要な場所はちょっとボロい吊り橋だし、猛ことオダギリジョーの考えもぐらぐら揺れているし。
もしかしたら稔こと香川照之も揺さぶっていたようで、気持ちが揺れてしま…
二度目の鑑賞でもラストが圧巻で揺さぶられました。分からないけど、おそらく…と自分なりに推測してゆくたびに、どっち?え?と揺さぶられる作品です。
親子や兄妹、それぞれ家族の様をちらちらと含ませ色合い…
テンポが悪く、各々の登場人物の心理描写がわかりにくかった。そこが狙いなのかもしれないけれど。
人は嘘をつくし、記憶は曖昧、簡単に書き換えられるし、事実は所詮そこから作られるフィクションに過ぎないの…
(C)2006『ゆれる』製作委員会