ダークな庶民劇が特徴の五所平之助にはめずらしい明るさ。社会制度や家族関係のひねりも効いた、まるで落語の人情噺のような可笑しさと楽しさがある。狂言回しの河村黎吉、いじらしい三浦光子、生真面目な佐分利信…
>>続きを読む下宿人サブリンを巡る騒動。
終戦から約半月後に封切りとのこと。戦時色は薄くのどかな雰囲気のお話。
産婆さんの桑野通子が凛としていて美しい。この翌年に… 東野英治郎も髪長めで若いなぁ。
入…
兄家族の母親代わりとして、その地域の産婦人科医として、この映画では周辺に存在する桑野通子が重要な役割を担う。
多少大袈裟さな部分はあれど、登場人物の表情・仕草で表されるさまざまな感情に感動させられ…
終戦まもなく撮られた五所平之助監督の抒情豊かなヒューマンコメディの佳作。人情味溢れる演技でバイプレイヤーからのし上がって台頭した河村黎吉が、韮山の食堂を営み気の良い父親、店の手伝いと家事に追われ働き…
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