『燃ゆる女の肖像』よりこちらの作品の方が豊かで切なく、シアマ監督の描きたい本来の姿が描けているように感じる。私はこちらの方が好み。
ラストが秀逸だった。天井を見上げる意味をマリー(ポーリーヌ・アキ…
単純な性とか恋愛だけじゃなく、子供でも大人でもない思春期の複雑な思いを見事に映し出す青春映画。
あの友達の痛々しさが、実はこの映画の肝だったりする。マリーは背伸びして年上の彼女に近づき、まだ子供っぽ…
大人の階段を登る。若いから棘がやわらかい。好奇心と現実逃避。アバンチュールのあとの虚無感と不安。燃えたぎる生命力と性欲があっても不意に遠い死について考える。私も天井を見ながら死ぬのかな。
くれなゐ…