日本人としてこの作品を生涯ベスト1に掲げたい。小津作品はどれも好きだけど、二十歳頃に一番最初に観た小津作品だったこともあり思い入れが強いです。あの時、映画の概念を覆されました。映画のセオリーを覆す撮…
>>続きを読む恐ろしいほど美しい、悠久の日本……
人間模様が美しいわけでもない、これといって特筆すべき部分がない、普遍的な映画。
だが、万人に通じる普遍的な映画を撮影できる人がどれほどいるだろう?
高度経済成…
ショットが大変面白い作品。自分はそこまで映像に明るくはないが、パンもティルトもしない固定された画や、悲情城市を彷彿とさせる覗きの視点、幾何学的に配置された画面内のプロップなどなど、画に対するこだわり…
>>続きを読む③2025.0109@早稲田松竹☆-
就活中に面接ドタキャンして父と一緒に観た映画が今やバイブルに。
そしてそれで知った杉村春子をキッカケに文学座へ。
俺にとってとても大事な映画をまた父と観れた。
…
緩やかでしっとりとやさしく淡々としていながらも終始引力のある映画でした。
1953年の映画ですが、老いた両親と中年の子どもたちの関係性は今も変わらず普遍的なものなのだと驚きがあった。
登場人物の…
未亡人が、亡き夫の母親をつましい我が家に招いて、
出来る限りのおもてなしをするくだり。
隣近所にお願いしてささやかな酒肴を用意したり、肩をもんだり。
裕福とはいえない生活をしながら、
母親におこづか…
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