このレビューはネタバレを含みます
紀子さんの血のつながりを超えた愛情はどこから来るのか。とみさんが亡くなり、その家族が口を揃えて「母に対する後悔」を言い方は違えど口にしていたことから、夫を亡くした紀子さんはそれを経験しているからこそ…
>>続きを読む好きですね。
汽車を映すオープニングから美しいですね。置いた親が子の元へ向かうという話の先駆けですが、古さは感じないですね。晩春で固い親子の絆を見せるかと思ったら、今回は全く異なった関係を見せていき…
何か劇的なことが起こるわけでもなくある家族の喪失が淡々と描かれている
決して愛がなかったわけではなくただただ大人になり依拠するものが変わったというだけなんだが、この家族という共同体の緩やかな崩壊は決…
小津安二郎作品初鑑賞。日本の中流階級の家庭の親子のつながりや死について描いている。派手な展開はなく、平凡で淡々とした映画だけど、人の温かみや、家族のつながりについてもう一度考えさせてくれる映画。最後…
>>続きを読む(C)1953 松竹株式会社