レオ・マッケリー監督作。
アメリカの女性作家:ジョセフィン・ローレンスの1934年の原作小説の映画化作品で、自宅を失った老夫婦の行く末を見つめた人間ドラマです。
長年暮らした自宅を銀行に奪われて…
久しぶりに映画を見て心が動いた。
どうしてこんなに可愛らしい老夫婦がはなればなれに生きていかなくてはいけないのか。
愛さえあれば二人の夫婦はいつまでも一緒に居られるなど嘘っぱちで、離れ離れになる彼ら…
なんて世知辛くて悲しい話だ。
最初の字幕
「毎日は忙しく、その忙しさからはじかれた人たちを顧みる余裕は誰にもない。
その人たちの笑顔や涙はなかったことにされる。
高齢者と若い人たちがお互いに理解…
もう会えないかもしれないという不安な気持ちを抱きながらも、一緒にいる「今」を大切に楽しく過ごす老夫婦の姿がとてもロマンチックで素敵だった
相手を想い、最後の別れも笑顔で
涙が止まらなかった
子ど…
経済的に行き詰まった老夫婦は家を売るしかなく、息子と娘の家に別れ別れで身を寄せるが、息子一家と娘一家からそれぞれ疎まれて居場所をなくしてゆく。小津の『東京物語』(1953)に影響を与えた老夫婦ものと…
>>続きを読む他の方が書かれているように東京物語の原型だった。
家賃が払えず子どもの世話になることになった老夫婦。
しかし、子どもの事情で別々に生活しなくてはならなくなった。
50年連れ添ってもまだまだ愛し合って…
以下、シーグリッド・ヌーネス「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」より引用
《家主は古い映画の愛好家のようで膨大なDVDコレクションがあり、そのなかに、ふたりとも観ていない『明日は来らず』があった。この作…
映画は、老夫婦が経済的困窮から自宅を売却し、子どもたちに引き取られる決断をするところから始まる。だが、夫人は長男の妻との関係に悩み、夫は娘の家で居場所を見失う。家族の絆を信じて選んだ道が、皮肉にも孤…
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