最初はこの時代の独特な会話口調に戸惑ったが、そのうち気にならなくなってきた。
女性のきびきびした立ち振る舞いは、現代ではあまり見られるない。
親の心子知らず、子供は家庭を持って親から離れて行くが、親…
人の人生の流れ、時間の価値、あたかも観察するような画角にて見せてもらえた。瓶に入れる大中小の石の話を思い出す。
兄姉だって忙しく頑張ってる。親は大だけど、いつも最優先なのかは分からない。
それ自体…
今回の小津安二郎のカメラって人物がカメラ側に来ることがないんだよね、だから僕らはどうしたって何かこの物語に隔たれた境界を感じる。この境界線を違和感として残しながら、人物を動かし、時間を積むことでコミ…
>>続きを読む「真に日本らしい映画」と言われてなるほどと思った。
淡々と色々な変化を受け入れていくというところである意味等身大の映画だなと思った。人が死んだり子供が冷たくなったりして、すぐパッと成長や変化が起きる…
ストーリ展開なんてあってないようなもんだけと、なんか退屈せずに見れた。
テンポなのか言葉遣いなのか画の力なのかはよく分かんないですね。
でも一番面白いのは当時の世相が見えること。53年の”東京”に今…
この時代の映画をあまり観たことなかったから、戦後の生活を感じることができて純粋に色々発見があった。鍵かかってないなとか掃除はほうきかとか、些細なことだけど、こうやって映像に残っていることに感謝。肝心…
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