特別なドラマはなく、市井の生活パターン〇〇 と量産できそうな物語。
それを独特の構図だったり、ユーモアをもって切り抜くことで平凡にならない作品になっている。
結婚の意味合いに現在とギャップがあり…
ユーモアもしっかりありつつ他人への勝手な期待や理想の押し付けも描かれてて良かった
紀子の真意のぼかし方が上手い
これだけいるキャストのキャラ立ちも良いし家族の面倒臭さも暖かさもしっかりあった
嫌でも…
このレビューはネタバレを含みます
特に大きな事件の起こらない日常を描いた映画は他にもあるけれど、この『麦秋』ほど淡々と日常を描いているのにも関わらずドラマチックで引き込まれる作品はないと思う。
誰かが亡くなる描写もなければ、失恋シー…
省略されることのない原寸大の日常を描く。
小津安二郎の作品は家庭の中にカメラを向け続ける事で、変化(結婚や死などの家庭内の変化だったり、時代と共に移り変わる家族の形態の変化だったり)とその哀愁を描い…
大学1年生の時の感想。
〜子供を見ていると、昔の子供の方が子供らしく生き生きしている。いや、むしろ生意気だ笑 しかし今の子供は大人びていて生意気だ。
1949年の『晩春』では、原節子の父親役である笠…
小津作品を観るのはこれが2本目です。
嫁入りを巡るホームドラマ。
演技が抑揚少なめで淡々と進むのが
小津監督の特徴ですが
意外とユーモラスなやり取りも
数々あってクスッと笑えました。
東京物語で原…